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浦島太郎
時の流れは早い。
来年還暦を迎える私だが、ついこの前まで30代、
いやそれは言い過ぎにしても、
50歳になったばかりなのに、もう10年が過ぎようとしている。
思えば学生の頃はゆっくり時間が流れていた。
一日をだらだらと無駄に過ごすことも多かった。
だが、社会人になり、結婚、気がつけば子供が生まれ、時間がどんどん加速していった。
今のようなパワーカップルでもなかった我が家は私の収入だけのシングルインカムだった。
私は家族を路頭に迷わすわけにはいかないと、毎日パワハラやアルハラにも耐え、仕事ばかりに打ち込んできた気がする。
仕事以外の記憶があまりない。
ふと、最近になって、思う。
私は、浦島太郎だ。
気がつけばこんな歳。
あっという間に過ぎ、気がつけば老人だ。
まだ認めてはいないが。
玉手箱も貰った覚えはない。
竜宮城で乙姫さまとラブラブ遊んでもいないのに。
なぜだ。
あ。
そもそも亀も助けていないのに。
Life is very short.
人は皆、浦島太郎なのかもしれない。
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