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よくわかる高齢者心理学

図書館で見つけ立ち読みをしてみた。知りたかったことがいくつか書いてあった。

加齢とともに感情は乏しくなるのか?

若年者と高齢者にお笑い番組を視聴してもらい、番組の面白さに関する評価と表情筋の反応を測定したところ、表情筋の動きは若年者の方が高齢者よりも大きいことが示されたが、面白さについては両者の差がない。

加えて、番組を見ているときの両者を第三者に評定させたところ、高齢者自身が面白いと感じている程度よりも、面白さを高齢者の表情から低く評価したことが分かった。

つまり、面白さを感じる程度は高齢者も若者も同じだけれども、高齢者の場合それが表情として表れてこず、感情の動きを他者に伝えきれていないということがわかった。

表情があまり変わらないというのは高齢者を見ると思うことがあって、きっと表情筋の老化現象なんだろうなぐらいしか思っていなかったけれど、だからと言って感じる気持ちまでもが衰えているわけではないということを知れる機会があってほんと良かった。

他にも、若者や中年よりも感情を表情で適切に表現できず、また他の高齢者を表情を見て正しく捉えていないこと示していると考えられているそうだ。となると、母よりも表情筋が豊かな私の表情は理解できるのかな。その当たりは書いていない。

感情の統制(コントロール)・調整

高齢者の感情は乏しくなっているのではないが、「自分の気持ちが当たり障りのない状態にしたり、感情的な場面を避けようとしたりする」という気持ちが若者より高齢者に強く見られる。また、高齢になると攻撃的感情、衝動的感情の統制(コントロール)が増大することが指摘されている。

母とケンカする度に、感情の揺れが酷いストレスになり体へ負担がかかるのではないかと考えていた。情動が体に対してどのような作用があるのかは書かれていないけれど、感情的な場面を避けようとする、というぐらいだから避けたほうが無難だ。

「高齢者心理学」という言葉を初めて知り、さまざまな本があることがわかったので勉強していきたい。

最後まで読んでいただきありがとうございます。頂いたサポートをどのように活用できるかまだわからないです・・・。決まるまで置いておこうと思います。