術後、母の言葉に泣き笑い

1時間半ほどで母の手術は無事終わった。

母の状態は大腿骨頚部骨折という、股関節の付け根のところにある球状の骨が折れ、人工骨頭を入れるという手術を行った。

手術をしてくれた先生、ソーシャルワーカーの方と話を終えた後、病室に戻ったら酸素マスクをした状態で眠っていた。

「がんばったね」と辛そうな母の顔を撫でながら話しかけていたら薄っすらと目を開けた。私に気づいて、布団の中から一生懸命に手を出そうとする仕草をしはじめ、私の手をぎゅっと握り親指で私の手を撫で始めた。

「無事に成功したって手術してくれた先生が言ってたよ。ソーシャルワーカーさんとリハビリとかの話もしたよ。」と全身麻酔がきっとまだ効いている母に内容は理解できないかもしれないけれど、ただ声を届けたかった。

まだ呂律が回らない小さな声で私の名前を読んだり、〜が痛いと言ったり、「迷惑ばかりかけて…ごめんね…」なんてことを言う。何故、ごめんねって言われると涙腺が一気に緩むんだろうか。泣きそうになりながらそんなことないよと伝えた。

私のことを心配しもう遅いから帰りなと言ったり(時間わかるわけないんだけれども)、「明日...燃えないゴミの日だから...忘れないよう...」とびっくりしたことを言われた。

こんな状況でゴミのことを気にしているだなんて。
確かに手術前に明日燃えないゴミの日だからちゃんと出してねと言われていたけれど、意識朦朧の状態でそれ?!と。

でもこれで、母がもっとも気にかけていることを理解した。

私と片付け

これから私の優先順位を「私」と「片付け」に置いて生活をしていく。そしたらやるべきことが今よりもわかりやすくなると思う。

最後まで読んでいただきありがとうございます。頂いたサポートをどのように活用できるかまだわからないです・・・。決まるまで置いておこうと思います。