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ブルーボトルはいつもコーヒーを教えてくれる

久しぶりにブルーボトルへ豆を買いに行った。

ホリデーコレクションテーマ『 This Winter, Invite Warmth In - この冬、温もりを迎え入れよう。』から着想を得た「ウィンターブレンド」は、エチオピア産コーヒー豆のやさしいフルーティなテイストをベースに、グアテマラ産コーヒー豆のリッチなチョコレートのようなコクを引き出し、ベルベットのようになめらかで甘みのあるフルボディなコーヒーに仕上がりました。ウールのブランケットに包まれるような、心地よさをお楽しみください。

エチオピアとグアテマラ。気がついたらこの2つの国の豆を飲むことが多かったからそれらがブレンドされているコーヒーの味がとてもに気になった。

少し前に発売されたエチオピアのシングルオリジンと迷ったけれど、店員さんと話をしたらエチオピアは浅煎りで、ウィンターブレンドは中煎りとのことだったからウィンターブレンドを選び、買う豆をその場で飲めるときは、自分がこれから淹れる味を比較するために必ず飲むようにしているため注文をした。お腹に余裕があったらエチオピアのシングルオリジンも飲んでみようと思っていたのに、そのあとに店員さんと話が弾んでしまって注文を忘れずに帰ってきてしまった。

見てていいですか?と声をかけたら、ついさっき豆の説明をしてくれた方で、淹れながら抽出の方法も説明してくれた。自分で淹れてみて気がついたんだけど、350mlのお湯を4回に分け10秒間で一定のお湯を入れながら喋るのはかなりの難易度を難なく行っていた。(あとで公式の淹れ方を見たら15秒になっていて、私の聞き間違えだったのかしら)

物凄く美味しかった。
濃いブルーベリーの香りで、口の含んでからもその香りが続き、しっとりした舌触りでほんとにほんとに美味しかった。感動しながらも説明にもあった「チョコレートのようなコク」があまりなかったように感じられ、帰り際にコクの出し方を教えてもらおうと思っていたら、さきほどの店員さんが「さっきお話していたブルーボトル公式の淹れ方が掲載されているページをお教えしますね」とiPadを持ちながら席まで来てくれた。

ちょうどお伺いしたいこともあったんですとそこから10分ぐらい質問をしまくりひとつづつ丁寧に答えてくれた。主に質問したのはコクの出し方。チョコ感を出したいと。

■コクの出し方
・焙煎から4日以上経ったもの
・挽目を細かく(甘みが出やすくなる一方で失敗もしやすく雑味が出てしまうかも)
・精製方法はナチュラルが好ましい(フルーティーを好む場合も)

■お湯の入れ方
・お湯の淹れ方は中心から5周して外側へ、また5周して中心へ。同じ場所にしかお湯が当てず均等に抽出がされる

そんな高度なことをやりながら、口頭で淹れ方を説明をし、抽出・待ち時間をタイマーで見ているんだから、そんな簡単に淹れられるわけがないのに、自分が淹れてみるまでできるだろうなぁなんて思っていた私はだいぶ甘かった。ブルーベリーの香りがほんのちょっとしかせず、しかも飲み込むときにちょっとザラッとした違和感まであった。コクを出したいと質問したけれど、そもそも淹れてもらったときのフルーティー感さえ出せないのだから、まずはそこから始めたほうがいいだろう。

このウィンターブレンドはエチオピア80%、グアテマラ20%なので、甘みが飲みたかったら単純に豆を変えたほうが良いかもとのことで、そりゃそうだなと思ったけど、でも、できればどっちも味を一つのコーヒーで飲みたいんだ。

豆自体はチョコレートとブルーベリーの香りで、挽くとブルーベリーの香りが立ち、飲むとチョコの味はせずブルーベリーの香りがちょっと、でも部屋全体はブルーベリーの香りが充満。それが私の淹れたコーヒーの味。飲んでいないときのほうが満足感高いのは悲しい。

でも幸いにも、ここ最近は好きなコーヒーの味を覚えていられるようになったから、ウィンターブレンドが発売されている間に、あの店員さんが淹れてくれたブルーベリーの香りがするコーヒーを淹れられるよう頑張りたい。ちゃんと計測するためにログ取りを再開しよう。

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ブルーボトルはコーヒーが美味しいだけじゃない。毎回行くたびに店員さんがいろいろなことを教えてくれる。東京駅にあったときも、品川も、銀座も、表参道も、どこへ行ってもちゃんと教えてくれる。だからそのたびにコーヒーが好きになるし、ブルーボトルがもっと好きになる。

※とはいえ、最も行きやすかった東京駅の店舗がコロナ始まってすぐに閉店され、その他の地域に続々オープンするたびにネチネチと恨んでいる。





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