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懐疑的な心には。

「終わってから評価してもらえればと思います」

日本代表キャプテンDF吉田麻也は、厳しい船出を強いられたサッカーW杯アジア最終予選の試合後、悲壮感を漂わせながらそう語った。「終わってから」というのは、最終予選の全試合が終わり、本選へ出場できるか否かの結果が決まってから、という意味。敗北を喫したその瞬間から、チームへ向けられる批判をすでに予期していたようだった。そしてその結果は、周知の通り予選の突破に至っている。

地域おこし協力隊となってから、これまで「どういう目的で来たの?」「具体的には何してるの?」と、疑問を抱いてもらうことが多い。よく言えば「興味」であり、とてもありがたいことなのだが、中には懐疑的な心を剥き出しにしてくる人もいる。そういった方がよいとかわるいとかいう話ではないし、いわば当然の疑問であるようにも感じられる。

それでも最近、そんな「懐疑的な心」に辟易する自分がいる。皆さんの大切な税金に関与しながら何も成し遂げていないし明確な指針も見せられていないし、向こうの気持ちも理解できなくないのだが、上手く返せない自分も含めてなんだかモヤモヤしているのである。

ただ、こんな時こそ吉田キャプテンの姿勢を頼りにしたい。そこに感じられた覚悟や自信のように、僕も確固たる意志を持って、怯むことなく前に進んで行きたい。そして何より「終わった」ときに評価してもらえるよう、頭と手をしっかり動かしたいと思うのだ。

いつもいつもありがとうございます〜。