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何かに変化を求めるよりも。

たとえば生きづらさを感じるとき、それは自分の考えや感覚と社会に、ギャップを感じるときだとして。その社会の中には当然、自分以外の人間の存在もある。そんな他人との言動、あるいはその根底にある考え方ひいては生き方のちがいが影響して、自分の中にモヤモヤが宿るときだってある。

そうしたときの解決法は、おもに三通りあるはずだ。自分が変わるか、他人が変わるか、関係性を調整するか。個人的には三つ目の選択肢が、両者にとって穏便で易しいものではないかと思っているが、そう簡単にいかないケースも多いのではないかと想像する。

そこで考えるべきは、やはり自分自身に矢印を向けること。いや「考えるべき」というか、少なくとも僕はそう考えている。シンプルにその方が、ラクだから。生き心地がよいからである。他人の変化は、自分自身がコントロールできることではない。もうそういう生きものだと受け入れて、場合によっては諦めて、それありきで話を進めるのが身のためである。たとえば「連絡ツールを全然見てくれない」「返信が遅い」などというのは、あくまでこちら側の感覚であり、むしろそれを押しつけるのはあまりにもおこがましい話である。

雨が降ったら、傘をさす。雨雲をどかすハイテク技術を使うわけでもなく、濡れないように魔法をかけるわけでもない。ただただその状況を受け入れて、そのときの自分にできる選択肢を取るだけ。至極当たり前の話かもしれないが、何かに変化を求めるよりも、まずは自分自身をしっかりとコントロールしていきたいものである。

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