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信じるということ。

占いという概念が苦手である。たとえば占い師に“僕の未来”を話されたとて、いったいどう捉えればいいのだろう。ポジティブな内容には喜び、ネガティブな内容には落ち込むのだろうか。それを踏まえて、未来に向けた行動を変えようと思うのだろうか。いや、ポジティブなものしか聞こえないような気もする。というか僕はそもそも、未来の話をすっかり信じることができないし、結局占いがあろうがなかろうが“僕の未来”は変わらないというか、つまるところ自分次第だと思う。ここに帰結してしまうから、占いとの距離感がわからない。

話は変わって。

地域おこし協力隊として2年目の活動を迎えている今、やはり僕が大切にしたいのは「地域の人とのつながり」である。着任当初は、自分の地元でもある宮城県美里町を、どんどん地域の“外”へと発信したいと考えていた。しかしながら、ここまで1年活動してきて、まずは地域の“中”でつながりをしっかりとつくり、場合によっては情報を届けながら生活すること。それこそが、初めのステップとして大切なのではないかと思えている。

だから僕は、地域の活動へ積極的に参加している。きょうも花見イベントの会場設営に行って、重鎮らしきおじさまたちと作業をしてきた。正直、きょうのことが、今後の未来の足しになる保証はない。それでも、今を信じて行動することが、未来を変えてくれるのではないかと思っている。まずはつながりを持つのが大切なんだと、そう信じることである。

ほかの誰かにとっては、理解しがたい考え方だろう。僕にとっての占いのように、どこか実感がなく捉え方がわからないものと見なされても仕方ない。でも、僕は信じられる。そもそも信じるということは、確証のない未来へ思いを馳せることだ。そしてそこにある理屈は、いつだって人それぞれだ。僕は僕なりに、信じられるものを信じるしかない。たとえ誰かにとって理解できないものだとしても、それはそれでいい気がしている。

いつもいつもありがとうございます〜。