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人生初のメンタリングを受けて。


各々のプロジェクトを実践する「応援しあう東北」というコミュニティにて、人生で初めてメンタリングを受けた。与えられた時間は、45分間。宮城で会社を経営している女性を相手に、僕はそれなりのスライドを用意して、まず自分の想いを伝える。地元である宮城県美里町で、新たな活動を始めたい。自分なりの動機や課題、仮説を5分ほど喋らせてもらった。

そして、メンターが口を開く。

「なんか…よくわかんないなあと思って聞いてました。(笑)」

僕は「ああ、そうですか(笑)」なんて苦笑いを浮かべながら、心に小さくないダメージを負った。いや、日頃から「伝える」に携わっている人間として、まあまあショックだった。でも、彼女の話をよく聞いてみると、僕の場合はおもにふたつの話題に分類されたように思う。


ひとつは、メンター個人の感覚の話。もっと課題が明確な地域があると感じている彼女は、「なぜわざわざ美里町で活動したいのかが分からない」と言った。しかし、それに対する僕の答えは「自分の地元だから」となる。これはおそらく好き嫌いに似たような感覚であり、その人でしか分かり得ない特別なものだ。それぞれ疑問はあれど、議論の余地がない。はっきり言って、耳を貸す必要がない。

そしてもうひとつは、もっと社会的な感覚の話。もちろんメンター個人の知識や経験も含まれているのだろうが、「その目的地に向かうためなら、もっとこうすべきだろうね」というような話である。自分にとっての先駆者の意見として、こちらは耳を大きくして積極的に取り入れておきたい考えである。また、具体的なアクションにも導いてくれて、僕は美里町の知り合いを紹介してもらった。近いうちに、コンタクトを取るつもりである。


総じて、メンタリングにはコツがあるのだと感じた。自分の意見や疑問をしっかりと伝えること。そして、これは要る・これは要らないと、相手の情報を解釈すること。極端に言えば、メンターは自分の人生の「大正解」を持っているわけではない。全てを鵜呑みにしようとしてしまえば、それは自分でなくなる。それこそ、メンタリングを受ける意味がなくなる。

つまり、メンタリングには向き不向きもあるのだと思う。今回のコミュニティは、全員が強制的にメンタリングを受けさせられることになっているから、僕はこの環境をポジティブに捉えて、経験値を増やしていきたい。もちろん、自分のプロジェクトもしっかり進めていくつもりである。



いつもいつもありがとうございます〜。