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美容師というクリエイティブ職を通じて。


髪を切ってきました。案内された席に座り、美容師さんと鏡ごしにあいさつをし、「きょうはどんな感じにしましょうか?」と尋ねられます。僕はどこが煩わしくてどうなりたいのかを伝え、美容師さんと相談しながら新たなスタイルをイメージします。そして「では〜〜な感じでいいですか」「はい、お願いします」とお互いに納得をしてから、いよいよカットが始まるわけです。きっと多くの人も同じような段取りではないでしょうか。

きょうはふと、美容師さんはクリエイティブ職だなあと思いました。つまり、顧客の現状に目を向けて、希望に耳を傾けて、新たな髪型という未来への解決策を提示・実践していくこと。これってまさに、クリエイティブですよね。そしてそのクリエイティブのためには、やはり「対話(コミュニケーション)」が大切だなあとも思うのです。たとえば、コンセプトの方向性はどうするのか。表現の方法は何を選ぶのか。美容院で言うなれば、カットを始める前の会話の部分です。

これまでの人生で何度カットしてもらったかは分かりませんが、カットの前に良い会話できたと思えたときは、だいたい安心して座っていられます。仕上がりも満足できるものです。逆に、美容師さんと意思疎通がうまく取れなかったときは、そのハサミの行方に終始ビビり続けます。完了する頃には、半ば諦めのような気持ちが漂っていたこともあります。

だから結局くり返しになりますが、クリエイティブには対話が大切です。しっかり相手の話を聞くこと。責任を持って、自分の意見も示すこと。僕はヘンに遠慮してしまうこともありますが、たとえ多少伝えづらくても、“伝えるべきとき”があります。当たり前のことですが、切ってしまった髪はすぐ元通りになりませんからね。また、伝えづらいことこそ、伝えるべきコトバだったりします。人生のこういうとこ、すきです。(?)

自分自身が後悔しないよう、また何より素晴らしい未来を叶えられるよう、しっかりとやるべきことに取り組んでいきたいと気を改めた所存でございます。髪を切りながら、身も心もスッキリできました。


いつもいつもありがとうございます〜。