縁に魅せられたから。

今シーズン、エンジェルスがどのような戦いを見せているか、ご存じだろうか。

メジャーリーグのロサンゼルス・エンジェルス。大谷翔平選手が昨シーズンまでの5年間プレーしていたチームであり、決して野球に詳しくなくとも、日本人ならばきっとその赤いユニフォームを一度は見たことがあるだろう。

ただ、周知の通り大谷は、今シーズンからドジャースへと移籍した。同時期にオリックス・バファローズからWBCでも活躍した山本由伸投手が加入したこともあり、日本のメディアは連日こぞってドジャースを報じている。すなわち、エンジェルスのニュースは明らかに減っており、正直僕はもう久しく見ていない気がする。一方で日本人のドジャースファンはぐっと増えたのだろうと、安易な想像もしてみる。

やはりどこか、人の縁の大切さを感じる。大谷（と山本）が移籍したから、ドジャースが気になる存在となっているのだ。そりゃあ日本人が欲しい情報を届けるのが日本のメディアの役割だとしても、それが当たり前だとしても、今の僕にはどうしても縁が際立って見える。

地域おこし協力隊として、人とのつながりが地域とのつながりになると信じてここまで活動してきた。明日からの3年目も、きっとそんな思いを抱えながら過ごしていくのだろう。比較的縁をベースに生きやすいローカルに魅せられたから、今がある。僕にとっての新たなシーズンを、しっかり楽しんでいきたいと思う。