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事件は現場で起きている。

「事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!」

織田裕二主演ドラマ『踊る大捜査線』シリーズでの、あまりにも有名な言葉だ。調べてみると、それは劇場版の『〜THE MOVIE』で発せられた台詞であり、西暦にして1998年。当時6歳の僕には知る由もないものだったが、ドラマ名場面集だのモノマネ芸人だの、僕は平成のテレビの大きな波を受けてしっかりと記憶している。

とても本質的な言葉だなあ、と思う。たとえば、今の僕なら。

地域の課題を解決するような、あえて大きく言えば地域をより良くするような活動を、常に思い描いている。昨年の4月に着任してから、なんとなく地域も分かってきたし知り合いも増えたし、じゃあこれから一体何をどうすればいいのだろう、と。気づけば最近は、Webや雑誌で他の地域の事例も参考にしながら、PCに向かって資料や文章をまとめる時間が長くなっていた。

しかし、そうじゃなかった。きょう、町内の飲食店へ取材に行ってみると、その後の雑談で地域の人が本当に求めているものというか、いわゆる“生の声”を聞くことができた。職場の一室で自分がPCに向かっているだけでは、決して得られなかったアイデアだ。また、そうやって地域の人と意見を交換することこそが、地域をより良くする活動への一歩目だったなと、そんなことにも気づかされた。

事件は現場で起きている。これからはその言葉をより深く胸に刻み、地域を出歩いて活動していきたいと思った。

いつもいつもありがとうございます〜。