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地域での記憶を、少しでも。

「けっきょく移住者とか関係人口を増やしてどうしたいの?何が起きるの?俺ぜんぜん詳しくないけど、そこらへんがあんまりしっくりこないんだよね」

正月休みのドライブにて発せられた友人の問いに、僕は自分の言葉を返せなかった。あくまで彼は、僕のまちづくりに関する事業化の構想を聞いた上での、建設的な意見をくれたと思っている。そのおかげで僕は、自分のアイデアの至らなさを感じることができたし、あれ以来ずっと考えている。結局僕は、これから地元である美里町でいったい何がしたいのだろうと。


きょう、「二十歳を祝う会」が行われ、僕はきのうの準備に引き続きスタッフとして参加してきた。美里出身の229名が二十歳を迎え、会場ではスーツや振袖に身を包んだ若者たちが、久しぶりの再会に喜びを見せていた。

「美里という地域での記憶を、より多くの人に残すこと」ではないだろうか。

無邪気に盛り上がる彼らの姿を見て、僕は自分のビジョンというか、成し遂げたいことを思い浮かべていた。人間の記憶のメモリに限りがあるとして、僕は少しでも美里にまつわる“容量”を増やしたい。そしてそれは、美里で生まれ育ったような町内の人に限らず、これから美里に関わりを持つような町外の人にとっても。じつにおこがましい限りだけれども、「美里での記憶」を少しでも多く残してもらえるようなこと。そんな活動が地域にとって、そして何より僕自身にとってプラスのものになってくれるのではないだろうか。

その具体的な方法や事業の仕組みは、まだまだこれから詰めていかなければならない。それでもその事業化の過程として、あるいは正確な言語化までのステップとして、ここに記しておきたい。

いつもいつもありがとうございます〜。