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人が変化するミクロとマクロ。

地域おこし協力隊として、新たな事業や活動で町内外の人を動かすことを仕事にしている。ここまでの2年間、その楽しさや難しさを感じざるを得ない日々を送る中で、人が変わる瞬間に興味津々な自分がいる。つい先日は、コロナ禍で社会が大きく変化したことを思い出し、「文化」というキーワードに気がついた。がらりと世界が変われば、それに応じて人も変わるしかないのだろうと。

今度はふと、東京からUターンするに至った自分自身の過去に思いを馳せる。それまでライターとして生きていた僕は、たとえばまちづくりへの興味など微塵も感じていなかった。ただ、それこそコロナ禍につきオンラインで行われた移住イベントに参加したことがきっかけで宮城の人とつながり、現地にまで足を運び、またさまざまな人と出会い、「地域って面白いかも」「自分も何か役に立てるのかも」と思えたのだった。

振り返ると、ほんとうに一番最初のきっかけは、オンラインの移住イベントで出会った移住コーディネーターの方だった。「宮城出身なの?じゃあ1回来ちゃいなよ、うちの地域以外も案内するよ」なんてそそのかされて、僕も僕でその翌月には現地に降り立っていた。ちなみにその移住コーディネーターの方とは、宮城に移り住んだ今も、当然付き合いがある。たまに食事に行くことがある。

あのときの僕には、一対一のコミュニケーションが大きく影響したように思う。すなわち、ミクロのコミュニケーションだ。ひとりの個人として接してくれて、そして宮城を案内してさまざまな人とつなげてくれたこと。だからこそ僕は今、地元にUターンしてまちづくりに励んでいるのだろう。

するとどうだろう、文化の影響を受けることを、マクロのコミュニケーションと呼べる気がしてきた。群衆の中の1人でいることも然り、目の前の人間と“1人同士”で接することも然り。どうやら人が変化するには、ミクロとマクロのコミュニケーションが関係しているようである。

いつもいつもありがとうございます〜。