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主体性を支えるもの。

地域で、教育や対話について考えることが少なくない。近ごろの僕は「アート思考」という言葉が気になっていて、たとえば社会的な「正解」よりも、自分だけの「答え」を信じられる人、そして実際にかたちにしてしまう人を地域に増やしたいと思う。それこそが魅力的な地域であるのではないかと、個人的には感じているのだ。

そんな中で、「主体性」について考える。辞書で引けば【自分の意志・判断によって、みずから責任をもって行動する態度や性質】とあり、アート思考な地域を実現するための“成分”のひとつなのではないかと思っている。

主体性を育むために必要なものは、「自由」なのではないだろうか。それこそ多種多様な「答え」を認められるような、ある程度の自由。いや厳密に言えば、自由を許容するスキルや環境なのかもしれない。たとえば「正解」を求めるような世界に主体性は成り立つのだろうかと、首を傾げる自分がいる。正解や期待に応える能力は、すこし主体性とは異なる気がしてしまう。

自分なりに考えることにこそ、仕事ひいては人生の面白さが宿るだろう。その中で、たとえば子どもが考える「自分なり」は、大人にとっては物足りなさを感じるものなのかもしれない。ただ、その物足りなさをカバーする技術やタイミングを用意するのが、主体性を育むために必要なものではないだろうか。僕は技術的にも環境的にも、精神的にも、ある程度の自由を携えていたいと思う。

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