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地域おこし協力隊としてのコラム。

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2022年4月から着任している地域おこし協力隊での活動を通じて、感じたこと・考えたことを綴っています。
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2023年6月の記事一覧

誰かを巻き込む技術。

友人に誘われ、石巻市のイベントに参加してきた。おもな目的は地域の農業を学ぶことで、参加者としては実際に農業に取り組んでいる人や、今後都会から移住して農業に取り組みたい人が見られた。僕はまあ友人が事務局を務めていることもそうだが、これから移住・定住促進や関係人口創出の事業を進めていく上で「農業に興味がある人」に興味があり、そのヒントを得られないかなあという思いもあって参加を決めた。 イベントは、大きく2部構成で進んだ。前半ではゲストの農家の方の食材を使ってみんなでランチを作っ

地域に種を蒔いて。

ある程度のところまでは、できたのではないだろうか。そんな問いを抱きながら、自分自身を勇気づけている。 一般的に最長で3年の任期とされている地域おこし協力隊。市町村外から移住のともに未来やスキルのある人材が委嘱され、そのおもな目的は「定住」である。隊員としては任期中に起業するなり就職を決めるなどして、その自治体に住み続けることが理想とされている。 とはいえ、基本的にゼロから始まる地域での暮らしは、そう簡単な話ではない。1年目に種を蒔き、2年目に芽吹かせ、そして3年目に花を咲

どれだけペースを保てるか。

地域おこし協力隊として、2年目の活動を迎えている。気づけばもう6月も中旬に差し掛かり、今年度もあっという間に2ヶ月を過ぎようとしているわけだ。ここまでの自分の活動を振り返ると、どうしても「できていないこと」が目につく。それはほかのまちの先輩隊員をはじめとする、自分以外の隊員の活動と比べてしまうからである。あるいはあえてポジティブ言えば、自分自身に期待しているからである。 調子に乗って、ここらで自らを勇気づけてみることにする。たとえば今日は、良い意味で仕事にならない1日だった