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NTTホームゲートウェイのPPPランプの点灯の違いについて

フレッツ光回線を引き込んで、ひかり電話を利用している設場には、
基本的には、NTTホームゲートウェイという装置が設置されています。

NTTホームゲートウェイ

正面にいくつかランプがついていますが、その中にPPPランプがあります。

PPPランプの状態としては3パターンあります。
①緑色
②オレンジ色
③消灯

です。
PPPランプが点灯している①と②では、ホームゲートウェイにて、
PPPoE接続設定がされていて、インターネットに接続されていると考えられます。

したがって、インターネットが利用可能かどうかの確認のために、このPPPランプを見るというのは、確認方法の1つです。

PPPoEのセッションが1つの場合は、緑色で、複数ある場合はオレンジ色になります。

注意が必要なのは、オレンジ色になっている時で、場合によっては、
意図せずに、2つめのPPPoE接続がされている場合もあります。

その場合、他の装置でPPPoE接続したいのに、接続できないというトラブルになることもあります。

詳しくは、別の記事にしていますので、そちらをご覧ください。

PPPランプが消灯している場合は、PPPoE接続がホームゲートウェイではされていないということを意味しますが、だからと言って、必ずしもホームゲートウェイにLAN配線したパソコンからインターネットが利用できないとは言い切れません。

消灯しているにもかかわらずインターネットが利用可能なことがあります。

そのようなケースは、該当フレッツ光回線にプロバイダのIPoE契約がされている場合です。

IPoE契約がある回線では、IPv6のインターネットと通信するためのIPv6アドレス情報が流れてきますので、パソコンをホームゲートウェイにつなげれば、GoogleやYoutubeなどのIPv6に対応したサイトへはアクセスが可能になります。

そして、yahooなどのIPv4サイトも参照可能なようなら、
ホームゲートウェイは、IPoE(IPv4 over IPv6)対応化しています。

これは、フレッツ・ジョイントという仕組みで、NTTホームゲートウェイに、IPoE対応のソフトウェアがインストールされて実現している機能です。

フレッツ・ジョイント

ホームゲートウェイがIPv4 over IPv6対応化してしまうと、
ホームゲートウェイの下部(LAN側)に設置したルーターで、
IPv4 over IPv6が利用できなくなります。

IPv4 over IPv6対応ルーターを自分で用意して利用したい場合は、
ホームゲートウェイのIPoE化を無効にする必要があります。

この記事を動画にしたものはコチラ



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