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自己紹介(高校生編)

自己紹介のつづき

高校生になりました
一歳上の姉が、私立の高校に進学したので
「うちにはお金がないからn(私)は県立に行け」
「心配だから、うちから一番近い高校に行け」
という母の命令を受け
自宅から最寄りの県立高校に決めました
受験はしてません
中学での内申書が良かった私は、推薦で面接だけ受け、合格しました
「楽勝じゃん」と思いました
周りの同級生が、受験勉強に励んでいたり、落ちて泣いたりしている間、
私は優雅にお菓子作りなどしてました
「皆大変そうだなぁ~」

私は後になって悟りました
楽して手に入れたものは、あまり価値がありません
これは地獄の高校生活3年間を経験して、学んだものです
「ちゃんと学校の雰囲気を下調べして、ちゃんと受験を受ければ良かった」と、後々痛いほど後悔しました

いざ入学
偏差値もそこそこで、一応進学校とされています
そして、とにかく制服が可愛いのがテンションあがる要因の一つでもありました
今までたくさん読んできた少女漫画で学んだ、青春ライフが送れるかも?!
彼氏とか出来ちゃったりして?!
と期待で胸いっぱいです

ところが、なんですか
この生徒たちのチャラチャラした雰囲気は
素行が悪そうなギャル、ギャル男がたくさん居ます
仲良くなれそうにありません
後で知った事ですが、この高校は素行が悪い生徒が集まることで有名だったのです

ギャルの彼女たちは、クラスを牛耳っています
スクールカースト上位です
私は普通そうな女子生徒たちと仲良くなりました

でも、クラスのギャル集団の中で、一人
「仲良くなりたいなぁ」と思う女子生徒が居ました
彼女はショートカットが似合っていて、個性的でオシャレで、他のギャルとはちょっと違う
彼女を仮に「Aさん」とします

たまたまAさんの前の席が、親しい友人だったので、自分の存在を認知してもらう為に、
休み時間にその友人といっぱいお喋りして
「私は面白い人物ですよ!」とアピールしました
Aさんは席に座って黙っていました

すると次の休み時間、Aさんがギャル集団の所に行って
「w(私)って奴まじでキモい!!さっき超キモかった~!!」
とクラス中に聞こえるくらい大声で叫びました
そうです、彼女はとんでもなく性格が悪かったのです

え、私のこと…?
私キモい…?(二女からいつも家で言われてましたが)
逆効果だった…?
胸がザワザワ、ドキドキしています
イジメに発展するかもしれない…
その後はなるべく目立たない様に過ごすことにしました

席替えの時が来ました
なんと!運悪く私の後ろの席が、Aさんではありませんか!
神様は居ない…
そう思いました

授業中だろうがなんだろうが、後ろの席のAさんが、周りの席のギャル仲間や男子たちと
悪口や不平不満を延々と話してます
聞いていると、こっちまで嫌な気分になります
授業はちゃんと聞きたい
でも後ろの声が邪魔をする
頭がおかしくなりそうでした

友人に相談しました
すると友人は「気にしすぎじゃない?」と一言言って終わらせました
(後にその友人が、Aさんの前の席になった時、彼女の愚痴がうるさくて「頭おかしくなりそう、よくn(私)我慢できたね」と言ってきました
「だから相談したじゃん!」と言う言葉は飲み込んで)

当時私には、お気に入りの香水がありました
どんな匂いかは忘れましたが、
その香水が大好きで持ち歩き、休み時間に手首に少しつけました

授業が始まりました
Aさんが騒ぎだしました
「あ~臭い!私この匂い大嫌いなんだよね~、気持ち悪くなってきた」
あ、私のことだ…
胸がザワザワし出します
「あ~具合悪くなってきた~」
机に突っ伏してるようです
周りのギャル仲間、取り巻きの男子たちもAさんのご機嫌取りで必死です

次の瞬間です
「くっせぇんだよ!!!!!」
と叫んでAさんは、私の椅子を後ろから蹴りました
体が前傾になります
私は何事もなかったように、前をまっすぐ見て無視しました
周りのギャル仲間が「いや、椅子蹴るのはまずいでしょ…」とか何とか言ってます

今だったら後ろに振り返って「おめーもうるせぇんだよ!!!!」とでも言ってたと思いますが
当時は大人しかった私
次の休み時間、香水をつけた箇所を水道水で洗いました

ギャル集団の中で、「w(私)はキモい」という認知がされました
私が廊下に立っていると、これまた性格の悪いAさんの友達のギャルが
「うわっ!見て見て!あいつ居るよ!キモい!(笑)」と私を指差し笑います

多感なお年頃の私はショックでした
その後学校を三日間休みました
家に居ても、奴らが家まで来て嫌がらせをしてくるんじゃないか、という妄想が膨らみます
登校したらイジメが酷くなってるかも…
テレビを観ていても、食事をしていても
心が重く、うなだれていました
鬱状態だったのだと思います
悔しくて悔しくて、唇を噛みしめすぎて口の中が血だらけ、MDで「XJapan」を聴いて泣きながら夜眠りにつきます
痛みを痛みで消すために、ピアスをあけました
血が流れます
「あいつら許さない」
「あいつらのせいで登校拒否になって、高校中退になって、人生めちゃくちゃにされたら、一生後悔する」

私は次の日、美容院に行きました
肩まであった髪をベリーショートにし
スプレーとワックスでツンツンヘアーにしました
「負けない」
「この髪型は、あいつらへの抵抗だ」

ドキドキしながら、久しぶりに学校に登校しました
教室に足を踏み入れた瞬間、
私の目に飛び込んで来たのは、親しい友人が
私の変貌ぶりを見て爆笑し、
机に突っ伏してる姿でした
「こいつ人の気持ちも知らないで…何がおかしいんだよ」
そう言えば、休んでる間も心配のメールも何もなかったな
人の心の機微に鈍感なバカ女
元から友達じゃなかったんだと思います
(大人になってから、その時の気持ちを伝え、縁を切りました)

もうクラスのギャル集団は、私には関心がなくなっていたようでした
ホッと胸を撫で下ろしました
イジメに発展しなくて良かった

後に、高校三年になった時
成績優秀な生徒と、それ以外の生徒でクラスが分けられました
私は常にテストで全教科(いや、数学以外)10位以内に入っていたので、もうバカなギャル集団とはおさらばです
平穏です
頭の良さで勝ちました

大人になってから、SNSでAさんのアカウントを見つけました
結婚して子供が三人居て、幸せそうです
「毎日ハッピー」みたいな投稿をしてたので、
「人いじめてたような奴が何言ってんだよ」とメッセージを送ったら
非公開になりました
それ以外にも、ここでは言えない復讐をしてます

Aさん、ありがとう
私をここまで歪んだ性格にしてくれて
より個性的な性格になりました

高校時代は、これ以外にも山程地獄のような思い出がありますが
このへんで

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