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書籍『楽しいの作り方』#13 遊び場スタッフ最大の仕事は気遣い?

#12からの続きです。

遊び場運営スタッフの仕事は「子供と遊んであげる」ことではなく、まずは遊び道具の遊び方を覚えて、それを教えてあげる。そして自分自身も遊ぶこと。理由は遊び方を覚えるためと集客のため。

遊び場に人を集めるためには何よりも「楽しそうに遊んでいる人」が役に立つ。だから、「遊び場あるよー!いらっしゃーい!」と呼び込みするよりも、自分が遊んでる方がいい。と言ったことを書きました。

詳しくは#12を読んでみて。

そして、スタッフの服装などを”スタッフらしく”しすぎるとかえってお客さんが身構えてしまったりするので、敢えてフツーの格好でしているが、それだと今度は逆にお客さんが誰を頼っていいのか分からず困るんじゃない?という問題が出てくると#12では書きました。

それを解消することも含めてここからスタッフを大きな仕事(役割)について書いていきます。

3.周りに気配りをする

遊び場運営スタッフの最大の仕事はこの「周りに気配りをする」という仕事です。例えば、なんだか遊び場で遊びたがってるけど始められない人を見つけて声をかけたり、他の人がしている遊びをしたそうな人がいたら変わらせてあげたり、遊び方が分からなそうで苦戦している人に近寄っていき教えたり。

そういった気が利くことがこの仕事では一番求められます。そういうことを言うと「その辺は個人の視野や気遣いであって能力差がある」と言う人がいます、遊び場においてはそここそ最も大事な”仕事”なので、ちゃんと仕事としてスタッフに「こんなことをして!」と僕はアナウンスをします。

ただし、あくまで”さりげない気遣い”が大事。ここでスタッフが目立ってしまって子ども達を遊ばせすぎたり、ずっと一緒に人と遊んでいたりすると淀みが生まれます。困ってる人がいたらしれっと手を差し伸べてあげて、さらっといなくなる。そういった仕事をしてもらうことが大事です。

とても難しそうに感じますか?確かにこの辺はその日にやれ!と言われていきなりできるもんではないかもしれません。だからこそ練習がいるんですよね。でも、案外フツーに出来てしまう人もいます。これまでに飲み会やイベントの幹事をやり慣れている人などはこの辺が最初から上手いです。

もし、あなたがマルシェで遊び場を作ろう!と思った時にはぜひスタッフにこのような仕事をお願いしてみてください。その際気をつけないといけないのはこの遊び場は誰の為に、何の為にあるのかを最初にちゃんと話しておくことです。

#14に続く

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