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身体の使い方と和の精神を学ぶ

こんにちは、だいきです。

今日は、武道の稽古があったので、
身体の使い方や和の精神について、
少しお話ししてみたいと思います。

稽古は、身体の使い方を再構築するもので、
普段、仕事などで慣れた体の使い方とは違い、
自身の内側を見つめる稽古なので、
非常に身体の内側が鍛えられます。

特に、膝を緩めて、膝蹴りをする動きは、
骨盤を縦に回転させて、
腰の回転運動で蹴りをするので、
しなやかな動きになります。

しなやかな動きは、色んな応用が効いて、
蹴りや突きの動きは、
身体を脱力させると上手くいくといいます。

例えば、拳で相手を突くような動きは、

膝を緩めて、体重を重力と同じ方向に落としたときのエネルギーを使って、
そのエネルギーを拳の突きに使います。

動きとしては、ストンと身体全体が落ちてから、
スッと前へ出るような形です。

物理学で言えば、
位置エネルギーを運動エネルギーに変える動きなのですが、
理論上は、エネルギーが保存されて、
持っていた位置エネルギーと等量の運動エネルギーに変換されます。

しかし、人の動きには無駄があるので、
その他のエネルギーに変換されてしまい、
すべてを運動エネルギーに変えることは難しいです。

ただ、極限までエネルギーを保存して、
落ちる動きと前へ出る動きを同時に行うように意識すると、
とてつもないパワーで相手を押し返すことができます。

一見、パワーを使っているように見えますが、
全くパワーを使わずに、
相手を突き飛ばすことができます。

本来、人間に備わっている仕組みを
正しい形で蘇らせることが、
武道の一つのゴールなのだと分かります。

しなやかさとパワーという相反する概念を、
統合させて、新しいエネルギーを作っていく。

このメイキングが、武道の心得なのだと思います。

和の精神は、色んなものを取り入れて、
すべてを和するという意味です。

すべてを和するのですから、
対となる概念でも、
そこに和の精神は宿っている。

和の精神を元に、
技術を昇華させていきます。

武道には終わりがないし、
常に自分自身と向き合う面白い道です。

これからも続けていきたいと思います。

それでは、また!


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