親の呪縛から逃れるには?
自分の癖というのは、
指摘されて初めて気づくことが多く、
仕事上でのトラブルやミスなどは、
自分の癖が原因で起こることがあります。
癖というは、反射的に出てしまうもので、
自分が意識していないことなので、
余計に気が付きません。
自分は、何でもかんでも「ハイ」と返事をする癖があり、
とりあえず何かを返さないといけない時に、
反射的にハイと言ってしまいます。
これは、悪いことではないのですが、
時には、「いいえ」という場合も当然あります。
上司に指摘されて初めて気づいたのですが、
この癖は、自分の親との関係が起因していて、
何でもハイと言って、
口答えせず、良い子でいようと潜在的に思っていました。
良い子でいるというのは、
まさに、親の監視カメラが働いている状態で、
「親にどう見られたいか?」
が、自分の癖となり、仕事にまで影響を及ぼしています。
自分が親から良い子と思われたい願望は、
幼少期からのもので、
親に怒られた経験が、そうさせたのだと思います。
もう、あんなに怖い思いはしたくない。
だから、ハイと返事をして、
何でもできる子でいようと考えました(自分の潜在意識が)。
なので、基本的には親に逆らうようなことはせず、
嫌なことでも、従うようにしていました。
いつの間にか取り付けられた親の監視カメラが、
二十歳になって、
大人になってからも、
取り付けられたままで、
親の監視下に自分がいます。
これを取り外すのは、ハッキリ言って無理なことで、
一生、このカメラを付けたまま、
生きていくことになります。
どうしたら良いのかというと、
「親の監視カメラを監視するカメラ」を設置するしかありません。
自分の癖が出てきたら、
それを監視するカメラを作動させて、
癖を矯正するように、
自分に言い聞かせる必要があります。
意識して、癖を治していくのです。
何でもかんでもハイと言う前に、
一旦考えて、本当にハイというのが適切かどうか、
自分の監視カメラを使って、判断していきます。
これで癖が出ないように、
常に、親の監視カメラを自分の監視下に置けるように、
訓練していきます。
中々、大変な訓練ですが、
親の監視カメラがある以上は、
必ず、問題やトラブルが起きますし、
親の望んだ人生しか生きられなくなってしまうので、
きちんと、癖が出ないように矯正していく必要があります。
気付けただけでも大きな進歩だと思って、
今度は、親の監視カメラを監視するカメラを設置して、
癖を治していこうと思います。
それでは、また!
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