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『ラオスの首都をあるく』:東南アジア旅行記 5日目(11/26)③

ラオスのヴィエンチャンに着きまして、バスを降りたところのすぐそばにある大きなショッピングモール。

「タラートサオショッピングモール」というそうで、言うならば駅ビルですから、盛岡ならばフェザン、仙台ならばエスパル、新宿ならばミロードですが、それの外観がこちら。

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右側です。
もちろん中にも入りましたが、、うーん。
商売っけがないのか、活気があまりなく、物もなんだか分からないなあ、という感じでした。

まあ、ショッピングが目的ではないので、先へ進みます!

ここから角を曲がると、大きなランドマークがあるのですが、そこへ向かう道中に大事な場所へ立ち寄ります。
Tourist Information Center、観光案内所です。

こちらで、夜行バスの確保を。
ネットで調べた情報だと、ホテルなどからバス乗り場への乗合タクシーが出ているようなのですが、僕らはこの日のうちに夜行バスに乗ってまた別の地へ向かう予定。
なので、確実に辿り着けるように、観光案内所を頼ることにしました。

無事、夜に観光案内所の前で拾ってもらうよう予約し、外に出ます。
そして街のランドマークへ!
それがこちら。

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「パトゥーサイ」といいます。
この感じ、何か見たことある気がしませんか?
そう、こちらはパリの凱旋門を参考に作られたもののようです。

しかし、つくりはラオス式。
だから、こんな変な融合をしています。

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さあ!登ってきました、最上階!
こちらからはヴィエンチャンの街並みが一望できます!
どーーん!!

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反対側もどーーん!

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とってものどかな街並みだということが、これだけでも分かると思います。

中には、お店があります。Tシャツとか、お土産を売ってます。

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ここでラオ語のお勉強。
なんて書いてあるんですか?と聞くと
ボーペンニャン
意味は、「問題ないよ」「大丈夫だよ」
「alright」のような用法でしょうか。

こちら、非常にラオスらしい言葉だと聞きます。
そのおおらかさというか、のんびりとした感じが表された言葉って、よいですね。
(日本は「もったいない」でしょうか…?)

閑話休題。
外へ出ると、噴水のある公園。
こちらでは、ベンチで寝ている人や、子供たちが追いかけっこをしたり。

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いい顔。
カメラを買ってから、漠然と風景を撮っていたスマホの写真から、どこに向けて何を撮ろうというのを考えたりします。何を取り出したいか、とか。
もっともっと、街の様子とか、人の様子とか、撮れたらよかったのかなあ〜、なんて、振り返りながら思います。

閑話休題。
これからもう一つのランドマーク、「タートルアン」へ、歩いてゆきます。

途中、喫茶店でご飯を。
そのメニュー票こちら。

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下に英語が書いてあるのがありがたいですね。
えーっと、フライドライフは炒飯みたいなやつだったよな、withビーフ、牛肉食べたいな、いいね、えー、お値段は……23500と……

23500!!?

と、数字に少し面食らってしまいますが、ラオスの通過、キープはおよそ、1000キープで13円ほど。
つまり、23500÷1000×13=305.5円……って、
今度は安くてびっくりしますね。

友人と
「25000だってよ!おい、そんな金持ってねえよ」
「25000かあ……キャッシュで。」
なんてふざけつつ、外へ出ると暑い…。
ギンギンに日差しの照る中、また歩きます。

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そして、辿り着きました、タートルアン!

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の、駐車場。
がらんとして、車は一台だけ。しっかりと木陰に停めてますね。

中を歩いていきますと、見えてきました、こちら!

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この金!
ジャパネットたかたさんなら声を甲高くして叫び上げるようなこの金色に輝くボディー!

ラオス最高峰の寺院で、国章にも描かれているとのこと。

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いやいやいや

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はーー、これは見事です。

ふと、ここで。
あれ、昨日のブッダパーク(は、実はノーンカイだけでなく、川を挟んでラオス側にもあるようで)といい、ヴィエンチャン、ラオス……なんか見覚えというか、聞き馴染みが……と思っていたら、

高校生の時に読んでいた漫画、
ジャポニカの歩き方
の舞台だったんですね。

ジャポニカの歩き方(1) (イブニングコミックス) https://www.amazon.co.jp/dp/B00E8BTBHA/ref=cm_sw_r_cp_api_P-rPFbYYZNXQE

ザ・日本人、という青年が、外交官のお仕事のお手伝いとして、海外勤務をするというお話で、「タンタンの冒険旅行」で育った僕は、こうした異国の空気を感じられる漫画や書物にとても魅入られていました。
まさか、訪れることになるとはね……。

閑話休題。
帰りに、ちょろっと近くのビルに立ち寄りました。駅ビルはあんな感じでしたが、こちらは観光名所のそば。どんなもんかと覗いてみると……

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おっとっと……
下のフロアは多少賑わいもありましたが、上はこのように。
1階のスーパーで謎に歯ブラシを購入し、あとにしました。

帰りも歩いて、今度はパトゥーサイの反対側。
一度見てみたかったメコン川の方へと向かいます、が、

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うーん、見えん……

ちなみに、タイからラオスへ向かう時に渡った川がメコン川。
つまり、この奥の森のあたりは、タイ、ということになります。
国境線なんて見えんのになあ。

戻りつつ、ふらりふらりと引き寄せられた寺院へ。「ワットシーサケット」というところ。

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格式のある感じで、中は撮影禁止でした。
壁や天井に絵がびっしりと描かれていて、それだけ聞くと居心地の悪そうな感じですが、不思議と安らげる空間でした。

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外にはびっしりと仏像が。

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いるうちに、日が傾いてきましたね。
素敵な寺院でした。やっぱりローカルな寺院の方が、僕は好きみたいです。

夕ご飯は、屋台とは言わないまでも、野外のお店。どういう経緯でここになったか、そういえば忘れてしまったな…。

ただ、注文を終えると、どん、と生野菜が。
僕らは生野菜にすっかりビビりまくっていたので、(水は当たると聞きますが、生野菜でも当たるという話を聞き、火が通ったもの以外は食したくないというくらいにビビっていた)
「これどうするよ…」談義。

友人は「食えるよ」と言うので、「じゃあ全部どうぞ」「いや、それは話が違う」「食べられるって言ったじゃん」
で、友人の頼んでいた温かい麺料理が目の前に来たところ、冷めないうちにザクっと野菜をスープにくぐらしてから食す。
いや、それで熱処理にはなってないでしょうよ。

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なんて楽しく食べ終えてから、午前中に立ち寄ったツーリストインフォメーションの前へ。
建物の影でこそこそと、体を拭いて、着替えと荷造りを済ませる。

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ラオスは時間の流れがゆったりしている。
と、何人もの人が書き記してきたのだと思う。
歩いてマッハタラート(※タートルアンの間違い)へ行き、歩いて戻って、それだけ。
ラオスには一体何があるというのだろうね。
夜行バス待ち。

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バス待ちで、急にバトルロワイヤルの話になる。
思っていたより自分が覚えていたことと、話が通じることに驚く。教養として、すごい。

時間が来て、トラックタクシーが迎えに来る。
そこから、各ホテルなどに立ち寄って、いろんな方が乗り合う。
欧米人が多かったような印象で、山を登るような装備の人たちがたくさん。
バス乗り場は、街から結構離れていた場所にあると、地図で認識していた。
市街地を抜けて、街灯もない、暗い道を走って行く……走って行く…………走って行く…………………。

すると、ようやく着きましたのは、場末のようなバスターミナル。

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(右側が、乗ってきたトラックタクシー)

掲示板などはなく、一緒に乗ってきた欧米人も右往左往。係の人に聞いても大丈夫だよ、落ち着いて、の表情で「ボーペンニャン」

えーー、って不安になりながらも、トイレの手洗い場で歯磨きをするくらいには図太いのですが、そして、ようやく僕らが乗るバスが来た模様
結構、結構待たされたぞ……不安だったぞ……

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乗り込みます。
ちなみにバス代は200,000キープ(2600円)

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座席はこんな感じ。
冷房は少し寒いなあってくらいだったので、防寒をバッチリして。

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足元はこんな。身動きは取れませんね。
各座席にお水とプチケーキ?が置いてありました。
ちなみに途中休憩はありません!

これに乗って11時間すると、世界遺産の街・ルアンパバーンへ着くそうです。
ガイドブックによると、途中に通る山道で、夜行バスを狙った山賊が出ることもあるとか。えー、どゆことー…。

そうは言っても仕方がないので、眠りに就きます。今日もたくさん歩いたので、ストンと眠りに落ちました。
目が覚めたら、ルアンパバーンです。

◎こぼれ写真◎

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タートルアン近くにて。
これがないだけでもう機能を果たさなくなってしまうよ……。

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うぐわぁ!っていう禁煙の看板。
タイのタバコのケースもこんな感じでした。

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