望ましい行動が続かない不思議 #7


noteの#1~6では、「行動」を継続するための方法について言及してきた。
こうした行動を「定着」させるための方法もあると、BJ・フォッグ氏の本には書いてあった。

「自分をほめる」こと

心地よい気分には、新しい習慣を脳に定着させる働きがある。

とも書いてあった。

心地よいことは継続したくなるし、嫌な気分になったり辛かったりすることは継続したくなるというのは直感的によくわかる。

運動が身体にいいとわかっているのに継続できないのは、息があがったり、できない感覚を味わったりするからだ。
減量した方がいいとわかっているのに継続できないのは、目の前の美味しそうな食事やお菓子を我慢し、空腹に耐えなければいけないからだ。

やった方がいい行動を継続したら「自分をほめる」
当たり前のようでなかなかできていなかったことかもしれないと思った。


心地よさは「ドーパミン」という脳内神経物質の働きによって生じる。
心地よかったという過去の経験は脳内に記憶され、また心地よさを感じるために行動する、という作用がある。
だから、望ましい行動を継続するためには、ドーパミンを放出されるようなことをするのが秘訣だと言っても過言ではない。

その一番手軽な方法が「自分をほめる」ことなのだ。

フォッグ氏は本の中で

感情が習慣をつくる
習慣をデザインすることは、感情をデザインすることにほかならない

とも述べている。

また報酬は、行動の「直後」に与えることもポイントだそうだ。
朝筋トレをして、夕方に自分をほめても、効果はない。
脳が行動を報酬を紐づけるには時間が経ちすぎているからだろう。

話は少し逸れるが、noteの仕組みはこの点で理にかなっていると思う。
noteを書くと「スキ」がもらえ、それは書き手の喜び(報酬)になる。
そしてまた次も「スキ」をもらえるようにするための文章を書くための原動力にもなるからだ。


<今日の学び>
望ましい行動を「定着」させるためには、行動の直後に報酬を与えることが大切だ。ドーパミンが出ると、また次の行動を起こしたいという気持ちになるからだ。習慣は感情によってつくられることを意識したデザインを生活の中に組むといい。


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