沼、ヌマ、ぬま。
「今日は何するの?」
別れ際に妻に聞かれた。
聞かれる事は予測していたので、あらかじめ用意しておいた言葉を発した。
「新宿のカメラ屋に行ってレンズ見てこようと思って。」
「出た、沼!」
「そうそう沼の観察にね。」
ここで言う「沼」という意味は、カメラ好きが次から次にレンズが欲しくなり欲望から抜けられなくなる現象の事をいう。(個人的解釈ですが)
そう買うつもりはない。沼に浸かりたいが浸かるとローン地獄が待っているのめ、足を入れない程度に「観察」と表現。我ながらいい表現だ。😏
新宿にある沼は地下にある、マップカメラ。ライカ好きは一度はいくのではないか。買うつもりはないが、目指すべきレンズを確認するためにマイライカに装着しテストをさせてもらう。
「うーん、いいな、欲しい」
おっといけない、沼に引きづり込まれそうになりながらも理性を保つのが大変だ。ズミクロンレンズはかわいいけどお値段は可愛くない。¥300,000なり。
気を取り直し、もともと欲しいと思っていたレンズフードを購入。
レンズにこれが付くだけでかなりテンションが上がった。見た目から入る、とは言うが気持ちを盛り上げるのも写真を撮る上では大切であることを実感した。自己満足だけど。
さあ、今日はマップカメラ沼には引きづり込まれなかった。
でも、いろいろな事を勉強できた。
さてオールドレンズの掘り出しものがないか、メルカリ沼に入るとするか。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?