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悩んでいる時が1番楽しいですよね。
「悩んでいる時が1番楽しいですよね。」
この言葉は確かに自分を後押ししてくれた。
何に追われているわけではないのだけど、どうしても急かしてしまう性分みたいで、買いたいという衝動が起きてしまうと、次の休みまでそわそわしてしてしまう。
ダメ元で発してみた。
自分「もう少しでnote続けて1年になるな。そろそろいい感じに撮れるカメラなんてのが欲しいな〜。もうiPhoneで撮るのも限界を感じてきたな」
妻「デジカメ欲しいの?、買ってもいいよ。いくら?」
自分「え、ほんと! う〜ん、おそらく20万円くらいかな」
妻「いいんじゃない」
もう2日間くらいに分けて交渉することを予想していた自分としては、妻のこのあっさりと言う「いいんじゃない」は予想外の言葉だった。
この瞬間、自分の中の「物欲」という金庫を締め付けていた南京錠が、「パキン!」と音をたてて弾け飛んだ、という漫画にありそうな絵を頭に思い浮かべた。
前々から狙っているのが、シグマfp。レンズ合わせて25万円くらいかな。
そうなるといろんなサイトで比較しているようなもので調べ始める。調べ始めるといろんなメーカーのフルサイズミラーレスカメラが出てくる。こうなると何がいいのかわからなくなる。
Sonyのデジカメをを持っているスタッフに、調子はどうか聞いてみる。
「もう今から買うならライカじゃないですか?」
というスタッフからのなんの根拠もない提案に心動かされ、昔から憧れを持っていたライカを調べ始める。値段をみてびっくり。中古でもボディのみで50〜60万円。レンズで20万円以上。これはないなと思う。
でもふと頭をよぎる。オリラジの中田敦彦がお金の授業のときに言っていた。これからもし車を買うなら中古で買え! そして価値の落ちないものを買え!フェラーリみたいな高級車は今後ある程度の値段で売ることができるから、年月がたっても価値がそこまで落ちないものを買う方がいいと。
たしかに、ライカであればこの先の価値もそんなに落ちることはないかもしれない。
と言うことを嫁にプレゼンしてみたところ、妻は納得の様子。
妻「で、ライカはいくらくらい?」
自分「店に行って聞いてくるね」
新宿中古カメラ屋さんに行って話を聞いてみる。ここでやりたいことはライカに触り、ライカについて詳しく話を聞き、ライカへの思いを高めるという目的だった。
ライカをしっかりと触ったのは正直初めてだった。ただただかっこいい、そしてこの写り!と改めて気分が爆上がり。
あらゆる機種がラインナップぷされ、目的に応じてどれを選ぶかも変わるしそれに応じて金額も多少かわりそうだ。
自分には長年憧れているカメラ、それはライカだ。
趣味レベルでの物欲としては、ボディとレンズ合わせて70〜90万円は少々高すぎである。妻にライカの金額を告げると流石に「高い!」と言っていた。
右に同じく同感。
でもその時に言ってくれた言葉が嬉しかった。
妻「今まで頑張ってきたし、娘の世話もしてくれる優しいパパだし、ずーとほしかったんでしょ?」
自分「お〜〜〜」涙、涙、涙、。
今日来店したカメラマンのお客様にどこのメーカーのものを使っているか、どこのメーカーが今はおすすめか。
ボディは他のメーカーにしてレンズだけライカのオールドレンズにしようかな、今回は辛抱してSIGMA fpにしてもいいのかな、でもビューファインダーついてないしな、動画も撮れるように安定感のあるsonyがいいのかな。いろいろ聞いてみた。
悩み、盛りだくさん。
SIGMA fpの良さや、sonyの正確さや、ライカのブランディングなど話してくれた。で、お最後にひとこと言い残し帰っていった。
「たくさん悩むといいですよ、悩むことが1番楽しかったりしますよ。」
葛藤をしながらも、
でもやっぱりいずれ「ライカを欲しい」と言うんだろうなと思う。
高額な買い物をしたことのない自分にとっては大変悩ましい悩みであり、楽しい悩みなのである。
確かにどれがいいか、何を買うべきかこうやっていろいろ調べて話を聞いたりしている時が1番楽しいんだろうな。まだまだゆっくり腰を据えて悩もうと思う。
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