見出し画像

記録の為の旅行記〜果てしなく続く砂漠へ10

砂漠の夜はとても孤独だった。

夜1人で泊まるテント、離れたテントからは団体の人たちが盛り上がっている声が聞こえた。広い砂漠でより孤独感を感じた。

曇りで星空は見えないかと思っていたが、数十分は見る事はできた。

どんなふうに眠りについたかは覚えていないが、

朝日を見なければとおもいつつ、寝たような。


夜に引き続き、団体客の騒がしい声が聞こえた。その声で目が覚めた。

はっと、身体をおこし外へ出てみる。

小高い砂山に数人の人たちが登っていた。

もう朝日が出始めていた。慌てて砂の山を登り始めた。

画像1

あらためて世界の広さ、大地のスケールの広さを感じる事ができた。

大海原ならぬ、おおすなはら。

こういう時、1人で感動するのもいいが、誰かと共有できるのもいいなと思った。

画像2

砂漠に1泊して午前中には岐路へつく。

砂漠ツアーは1泊で十分な気がする。それはなぜか。

そう、砂漠には何もないからだ。

1人者の自分は特に1泊で十分だった。

画像3

ちなみに、ラクダから落ちた。

ラクダから降りる為には、ラクダを一度座らせる。その時に前足おりたたむように曲げて座るので、しっかりと掴まっていないと前へ落ちてしまう。

恐らく青年達は注意を促していたのだろうけど、わかるはずもなく、身をもってわからせてくれた。

やわらかい砂漠に落ちても、まったくいたくはなかったが。


当然ながら、帰りもラクダだ。
こんなこと言うとラクダにも、ラクダを引いてくれた青年達にも失礼なんだけど、
ラクダは20分乗れば充分だ。
それ以上は飽きる、というのが率直な感想だ。


ラクダに揺られ、この後どうしようかと考える。
砂漠を目指して急いできたら3日めにして到着してしまい、なんだか目標を失ってしまった消失感があった。


宿には、ハキムが待っている。

今後のプランを相談してみよう。
なんだかんだ、頼りにしてしまっていた。



■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

一人旅での教訓

1, 星空は毎晩見れるわけではない

2, ラクダは20分乗れば充分

3, ラクダが座るときはしっかり掴まる

いつか書いておきたいと思いつつ、ほったらかしにしていた案件を少しずつ書いていくというnote記録です。

気の向くままに、
少しずつ砂漠までの道のりを…

砂漠まで、きてしまったので、その後のモロッコ旅を書いていぎす。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?