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『絶品スフレは眠りの味』チェルシー・フィールド(著)箸本すみれ(訳)

別れた夫に押し付けられた借金を返すため、故郷を遠く離れてロサンゼルスにやってきたイソベル。報酬の高い仕事を求めていきついたのが「毒見役」。あらゆる毒物やドラッグの味とにおいを覚え、クライアントが食べたり飲んだりするものすべてを彼らより先に口にして、異常がないかをチェックするのだ。命がけの研修を経てようやく初仕事へ向かうと、イソベルを待っていたのは美形の私立探偵。これからは毎日、彼の食事もおやつもコーヒーも、なにもかも毒見をしなければならない。しかも、周りの人が不審に思わないように、彼の恋人役を演じながら! 演技なんてハイスクール以来したことがないのに、と不安に思っていると、同僚が毒に倒れたとの連絡が入ってしまい……!?

ちょいエロミステリィ。中年向けラノベという感じ。

29歳バツイチ女性が闇金の借金を返すため、危険な毒見役をすることになるのだが、本筋はとくに関係のない同僚を助けるための犯人探し。なのでそもそもあまり感情移入できない上に、全然関係ないルームシェアの話とか、上司の尻の話とかで集中力が削がれる。闇金の取り立ても、いつ本筋に絡むのかと読んでたら、最後まで一切関係なし。すべてが中途半端。

毒見のお話なので、毒見師イレーナみたいなのかと思っていただけに、豪快に肩透かしでこけた。

#読書感想 #読了 #ネタバレ #海外小説 #ミステリィ

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