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『うみそらかぜに花(1)』大石まさる(著)

うみは洋々とそらには満点の星が…片田舎に住むカナメとアミは学校の文化祭準備に勤しんでいた。ぶつかり合いながらどこか近しい2人の関係は…!?大石まさるが描く叙情的思春期青春譚!

中学生男女のママレード・ボーイ的同居と中学校生活が面白おかしく、キュートなタッチで描かれる。恋愛成分ほぼゼロでギャグ寄り、わちゃわちゃと楽しい部分が濃縮されており、ただただ幸福。とにかくひたすら絵が可愛い。背景も全コマすごい。そしてキャラが皆明るくてハツラツとしており、読んでるだけで笑顔になる。非日常もアクセント(笑)

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主人公の女の子、アミさんが髪の毛モジャモジャなのだが、その鳥の巣頭で本当に鳥を飼ってて最高。第1話ではアクセサリにしか見えなかったのに、第2話で急に動き出した。寝起き最悪なアミさんを起こしたり導いたりしている。学校にも連れて行っているが、だれもツッコまない。名前も超ゾンザイ。良心担当のトリさんに幸あれ。

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もうひとりの主人公、カナメ君は銀髪碧眼の少年。家事全般と良心担当2(笑) 天文学部の部長に恋してるっぽいので、そっち方面のエピソードが待ち遠しい。はたして脈はあるのか?

ちなみに、文化祭におねいちゃん達が! 背景の隅々までクオリティと遊び心が半端ない。

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また、単行本には読み切りが入っており、実にバカで爽やかなお話でこれまたオススメ。

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それにしても残念なのは、雑誌掲載時の素晴らしいカラー絵(主線なしがまた良い)が、単行本では白黒になってしまう事。本当に文化的損失だよ。
紙は印刷コストの都合だと解るが(とはいえ雑誌で出来たんだから単行本でもやってよ、と思うが)、電書に制限はないのだから、カラーを乗せてほしい。値段が~とか言うなら、カラー搭載版は値上げしてよいから残すべき。電書はA2ポスター(歴代大石キャラ勢揃い!)の抽選応募券もないのだから、せめて、そのくらいの特典がほしいよ。というか、ポスターも普通に売って欲しいんですけど! 超ほしいんですけど!

#読書感想 #読了 #ネタバレ #漫画  


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