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『ペンギン・ハイウェイ』石田祐康(監督)

森見登美彦の日本SF大賞受賞作をアニメ化した青春ファンタジー。小学4年生のアオヤマ君は、日々世界について学んだことをノートに記録し研究している男の子。夏休みを翌月に控えたある日、アオヤマ君の住む郊外の街に、突如ペンギンが現れ…。

阿呆成分は残っているが、京都から卒業した森見登美彦の傑作SFファンタジー。森見作品とは思えない爽やかさに驚く。

お話は原作に準じており、それがかわいらしいキャラと音楽で小気味良く動く。逆に森見作品なのに外連味がなさ過ぎて違和感すら感じる。それに慣れるとペンギンの不思議に驚き、海の意味不明さに驚き、ラストは悲しさに打ちのめされる。良作。なんぞサプライズがあれば最高だった。

ちなみに原作は四畳半神話大系の次に好き。無事京都から卒業してステップアップしているな、今後この路線なら嬉しいな、と思っていたのに、熱帯で半端に京都に戻ってしまい残念な気持ち。

#映画 #アニメ #感想 #SF #石田祐康 #森見登美彦

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