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しごとのいぎにきづかされたこと

次女が大学を卒業して、某製造業のソフトウェアエンジニアとして働き始めました。そんな次女の入社初日の夜のおはなし。

私が帰宅して食卓につくなり、ため息をつく次女。

私「どうだった?」

次女「えー?疲れた(笑)」

私「疲れたって、まだ入社式とちょっとした導入教育くらいでしょ(笑)」

次女「だから疲れた。立ってるか、座ってるかだから」

私「いずれ現場実習が始まるから、そいつはキツイけれど、楽しいと思うよ」

次女「うん、工場実習楽しみ。でもさ、パパ」

私「なに?」

次女「パパ、頭おかしいんじゃない?」

私「そうだと思うけど、なんで?(笑)」

次女「毎日4時半におきて、走って、シャワー浴びて、それで6時には会社に行ってるでしょ。そんなのを30年以上やってるって、頭おかしい。嫌になることないの?」

私「うーん、嫌になったことはないけど、遅く起きて遅く出社すると、道が混む、電車が混む、自動車を停める場所が遠くなる方が嫌だからかなぁ。。だって早く仕事終わらせて遊びたいじゃん(笑)」

次女「そんなものなのかなぁ。。」

私「仕事が始まると自ずとわかるよ。自分のペースみたいなものができてくるからね。ペースを作ろうと思うと、ランニングの習慣はいいよ。特に裸足になると。。」

次女「その話はもうお腹いっぱいだからいらない。。」

私がランニングの話をすると長くなることを痛いほど知っている我が家のルールに基づき、会話はそれで終了(笑)。

次女と話をしていて感じたこと。すべての仲間には、それぞれ帰宅する場所があって、そこに家族やパートナーがいたり、大切な人と離れて一人で暮らす空間があったり、そこで大切にしているものとの時間や、場合によっては頭を悩ませる問題なんかもきっとあるはず。私たちが会社で接する時間は、仲間の人生にとってその一部でしかないんだよな。多様性ってのはAさんとBさんは「みんな違ってみんないい」というだけでなく、個人の1日の生活にも多様な時間があって、それをわかったつもりになって接しないってことなのかな、なーんて、会社員一日目の次女との会話で学んだ夜になりました。

30年後、もう自分はこの世の中にいない可能性が高いけれど、次女が自分の子供にそんなことを語っているのかな。その時その場が笑顔溢れるものであるようにすることが、今を生きる私たちの仕事の意義。今日も前を向いて楽しくいこう。

今日が皆さんにとって素敵な1日でありますように。

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