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山の旅から学んだこと

これまで数々の山に登ってきた。この登山を通じて、登山から何を学んできたか、自分にどのような変化があったか。
尚、ここでいう学んだこととは、単なる自然や登山に関する知識ではなく、これから生きていくうえで大切なこと、自分が成長していくために大切なことである。私自身は、山の旅から次の4つの力が得られると考えている。

①計画力
山に登るにあたり、まず大切なことは登山計画。
いつ、何のために、誰と、どこの山に、どのルートで、どのように登り下山すか、を考える。最終目標は「無事に下山する」こと。登山において、「頂上」はあくまで通過点であり、目標にしてはならない。
ここで大事なのは、自分の体力・経験などを踏まえてしっかりと計画を立てること。これを誤れば事故につながるため、確実な計画力が求められる。

②実行力
実際に山に登るために、登山計画に基づいて決めたことを実行に移す。これが実行力。つまり、自分で決めたことをやりきる力。ただ、計画通りにいかないことも当然にあるが、その都度、柔軟に計画変更してでもやりきる。

③判断力
登山中はあらゆる判断に基づいて行動することになる。天候、ルート、休憩・水分補給・行動食のタイミングなどなど。これらの判断を誤れば、事故につながるため、登山中の自分の状況を見つめながら適時適切に判断することが大切である。

④反省力
数々に判断に基づいて登頂し、そして無事に下山する。自分がした判断が正しかったか、間違っていたか、それを振り返ることにより自身の登山スキルアップにつながる。自分の思考・行動・判断を振り返って反省することは大切なこと。

山の旅から得られる4つの力、①計画力、②実行力、③判断力、④反省力は、登山だけでなく人が生きていくうえで必ず必要となるものである。ビジネスに限らず、私生活での遊びや今日一日の過ごし方など。

自分も人生を充実させ、自ら成長していくために毎年年始に目標を掲げている。これをいかに達成していくか、これまでの登山を通じて身に着けた4つの力を活かすような考え方や行動になったと思う。また、いろいろなことに達成感を感じるようになった。

ただ単に、行きたい山に登って下山するだけではもったいない。これから登山する場合には、この4つの力を意識すれば、少しずつでも人として成長できるはずである。

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