とある薬剤師の転職話しvol.3〜新規創業の薬局〜

前回、前々回の続きです。
（見ていない方はこちらから）
転職をした明るく礼儀正しい
「たか子」さんの転職のお話しです。
（フィクションやいろいろな話しをミックスしています！
明るく書いていますのでお許しを）

【就業トラブルの対処法】

会社都合解雇というのは
長い私の転職支援の経験でも、
そうそうあるものではないので、
皆さまにはご安心いただきたいのですが、
起こり得ないことではありません。

トラブルに巻き込まれた際には、
専門的な知識を持っていれば、
損はしないように法律が守ってくれるのです。

今回、たか子さんは
「会社都合解雇」となりましたが、
日本の法律では会社都合解雇に関しては、
会社側にペナルティが発生します。

また、労働者は法律に守られているので、
トラブルが起こってしまった時に
基本的に損をするのは企業側となっています。
こういう知識も知っていると強いですね！

しかしながら、その際には証拠が必要となります。
ですので、今回の場合は「"書面"で会社都合で辞めてもらいます」
ということがわかれば、ほとんどの作業は終わりです。

その旨をたか子さんに説明しましたが、

「私に言えるかな…」

とても自信なさげで、かわいそうです…。
できれば代わりに言ってあげたいのですが、
私も弁護士のような資格がある訳ではないので、
とりあえずメールで言うことにして
文面は私が作成し、たか子さんに直してもらって、
社長さんに送りました！

【しぶられながらも…】

メールで送っても、
やはり企業はしぶって、返そうとしません。
私も社長さんへ何度か確認を行い、
しぶしぶ文面でもらうことができました！

そして、毅然な対応のおかげか、
給与もすべて振り込まれ、
一応の解決の道が見えてきたのです。

一番心配なのはたか子さんのお気持ちですが、
問題が解決したことで、かなり落ち着いており、
次へ向かって動き出そうという気持ちになっていました。

たか子さんの前向きな性格がよかったのだとおもいます。

【その後のたか子さん】

「今回は本当に申し訳ございません。」

一連のトラブルが落ち着いた後に
私はたか子さんに改めて謝罪をしました。
一生を左右する大事な転職において、
このようなトラブルを防ぐために、
事前の確認はもっとできたはずでした。
私はプロとしての自分を恥じていました。

「会社を選んだのは私なので、
見抜けなかった自分が悪いとおもっています。
それよりもいろいろアドバイス
いただいたことが助かりました。
辞めることになっちゃったので、
次の転職もお願いします！」

なんともありがたい言葉をいただき、
私は感無量でございました。
その後もたか子さんとは公私ともに
仲良くさせていただいています。

今回はいろいろな話しを混ぜており、
フィクションも入れておりますが、
転職支援の仕事をしているといろいろな事が起こります。
その経験の数だけ多くの人が救えるのかな
ともおもいますが、起こらないようにするのが
私たちの仕事です。
また、機会がありましたら、
お話しできればとおもいます。（完）

お読みいただきまして、感謝申し上げます！
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誠心誠意アドバイスさせていただきますので、ご相談くださいませ！

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