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2022.11.17 岡山県那岐山
今日は岡山県北に位置する那岐山へ。
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那岐山、標高1,255m。
10時半、標高550mほどにある登山口を出発。
麓はもみじの色づきが良く、赤、黄色、緑とこの時期ならではのカラフルさを見せてくれた。
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登山口から10分も歩くと沢が見え心地よい水の音の上を渡る。
歩き始めて間もないのに、既にいい気分。
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前回初めて来たのは3月の事で、岡山県北に位置する那岐山はその時まだ雪の中だったのに、、
こんなにも景色が違うのかと驚く。
11月後半、平日の那岐山は登山者も少なくひっそりとしている。
リスやそのほかの生き物たちは冬越えの準備に入ったか、落ちているどんぐりも少なく気配が感じられない。
所々に健康そうな鹿の糞が落ちていた。
笹の葉が沢山生えているので食べ物には困らないのだろう。
鹿は増えすぎた山では害獣とみなされ狩猟の対象とされる。
人間の生活の保護や環境保護という大義名分に対して、ひとつの命を奪うということは果たして正義なのだろうか?
畜産業の真実を垣間見た後でさえも、それとそれを天秤にかけた時、ひとつの命という重さには変わりはないのではないかと考えずにはいられない。
肉を食べるという事に対して抵抗感を持つようになったのは、いつからだろうか。
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今までの樹林帯と打って変わって、開放的な青空を惜しみなく見せてくれた。
もうすぐ山頂だ。
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13時ちょうど、標高1,255m、山頂へ到達。
冬にはこの石碑が隠れるほどの積雪がある山とはいえ、山頂直下には麓の奈義町があり、町の隅々まで見渡せる山なのでとても安心する。
もっと山深い、360度山に囲まれた場所に立つ時の不安感はなんとも言葉に表し難い。
自然が好きだと公言している自分でも、やっぱり現代の人間だったと思い知らされるのである。
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今回のテーマは"紅葉散策"と"山頂で調理"だったので、材料を持ち寄りポトフと白米をメスティンで炊き上げた。
単独行が多い自分はいつも昼食を10分もかからず終えてしまうが、今回ばかりは特別に。
11月の後半ともなると山頂は冷え込み、昼の1時でも気温は10度ほど。
蒸らす時間がもどかしい、、、
先に火にかけておいたポトフと、後から火にかけたメスティンご飯がちょうどいいタイミングで出来上がった。
じっくり煮込んだじゃがいも、にんじんも中までしっかりと火が通っており、100点の出来。
ご飯は少し水が多かったけど、山の上ではこちらも問答無用で100点です!
普段立ちながら昼食を食べ、そそくさと出発してしまう自分だが、今回ばかりは温かなご飯が身に染みた、、。
食後はコーヒーとデザートまで。
なんと贅沢なんだろう。
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山頂からの景色とも別れを告げ、下山を始める。
淡々と足を運び登山口を目指すが、茶色の景色の中に時折現れる鮮やかな色彩に、足を止めずには居られない。
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こんな紅葉の楽しみ方を出来るなんて、、この綺麗さを味わう事ができている私たちは、恵まれすぎている。
きっと前世で素晴らしい何かを成し遂げたに違いない。
今年の紅葉も存分に味わったと断言できるほどの満足感を抱えて、登山口まで帰ってきた。
通常4時間ほどで帰ってこれる周回コースだが、かかった行程はちょうど6時間。
過ぎた時間の分だけ楽しんで帰ってこれた。
みんなと登る山も悪くない。
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