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証明写真機で撮影してみた。

人生で初めて証明写真機で撮影をした。

写真屋さんで撮影してもらうことも考えたが、すぐに必要であったので証明写真機で撮影することにした。

スーパーやコンビニ、駅などでよく見かけるものの、今まで利用したことが1度もなかった。

外に人がいる状況でカーテンを閉め小さな個室に入るのは、なんとなく勇気がいった。

人がそれなりのところで…と考えたところ、近所のスーパーで撮影することにした。
私の母が以前にそのスーパーで働いていたのだが、利用者をあまり見掛けたことがないといっていたので信用した。

今回は試験の出願のための証明写真であったので、それなりの格好をした写真を撮らなければならなかった(たぶん)。

この写真がこの後発行されるカードの顔写真にもなるので、ちゃんと撮りたいという思いがあった。(前に撮った証明写真が気に入らなかったから…)

ゴールデンウィーク中に美容院へ行き、伸びきった髪を整え、色落ちし始めて明るくなってきた髪を染めたいなと思っていた。元々そんなに明るい髪色をしているわけではないのだが少々プリンになってきたし…。

と、思っているうちにゴールデンウィークの美容院の予約は埋まり、ただ行くのが面倒になって締め切りギリギリになってしまった。

まぁ髪色や髪型なんて関係ないやと開き直って証明写真を撮ることにした。

せっかくなら少々マシな写真がいいなとは思って化粧をした。
コロナ禍でマスク生活が続いているので久しぶりに濃いめに口紅を塗った。口紅のべったりした感じが苦手だったりする。

一応スーツに着替えて証明写真機のあるスーパーへ向かう。

知り合いに会いたくないなと思いながら自転車を早めに漕いだ。

スーツの上着がちょっと暑いなと感じる気温だった。

スーパーに着いて証明写真機に向かった。

敷地の隅の方にあって、利用者はいなかった。
人はいないとはいえ、スーパーのドアと駐輪場や駐車場の間にあるので人はまぁまぁいる。
お金を投入する前に、証明写真機の右側にある鏡で髪を整えていると、スーパーに用があるであろう人々にジロジロと見られて恥ずかしかった。

全然使い方は分からないが、とりあえずお金を投入した。

機械の中に入ってカーテンを閉めて…と音声が流れるので指示に従う。
なんとなく昔友達と撮ったプリクラを思い出した。懐かしい。
だが、プリ機とは違って、かなり狭い。
機会がかなり古いのか、照明もモニターも薄暗くて少し怖かった。

音声とモニターの指示に従って写真の仕上がりを選択していく。

料金は900円で、プラス100円で美白にできると説明があった。
すかさずプラス100円することにした。
この100円は惜しまずに支払った。
うん、ちょっとはキレイに写りたい…。

その後写真の撮り方の指示があった。
この線に合わせて〜とか、ボタンを押して3・2・1の合図で撮るよ〜とか、2回撮るよ〜的な説明だった。

説明が終わり、いざ撮影する。
自分でボタンを押さないといけないのだが、どこを見たらいいのか分からないし、すっごい眩しくて目を瞑ってしまったらどうしようなど余計なことを考えすぎて、なかなか押せなくなってしまったw。

髪をいじったり、姿勢を正したりしてみて、もう何をしたらいいのか分からず、とりあえずボタンを押そう!と、押した。

1回目の撮影が終わる。

よく分からず早く終わりたいということで、すぐにボタンを押して2回目の撮影も終えた。

1回目と2回目の写真どちらをプリントするか、と指示が流れモニターを確認する。

やはりボタンを押すために1度視線や顔を下がる必要があることと、いまいちカメラがどこにあるのか分からなかったせいで視線がずれていた。
1度目も2度目もちょっと右に視線が向いている。
なんなら顔の中心もずれてしまって、調整の段階に入ってもどうすることもできなかった。

どうでもいいやと開き直って2度目に撮影した写真を選択した。
適当に位置などを修正して機械の中から出る。

ちょっと機械の中に入っていただけなのに、外が眩しく感じた。

カーテンを開けて外に出ると「え、人いたんだ」という感じで自転車に荷物を積んでいる人と目が合い、少し気まずい。

外で写真がプリントされるのを待つ。

意外とすぐにプリントされ、写真が出てくる。

可もなく不可もない写真が出てきた。

言いたいことがあるが「顔が丸い」ということなので、証明写真機に何の罪も無いことだ。
「顎を引いて〜」という指示の加減が分からず、二重顎になりそうなのも気になる。
けどそれも機械になんの罪も無い。

夜中にカップラーメンやお菓子を食べないようにしようと強く思った。

無事に写真を撮ることができてよかった。

人生で1度も利用したことのない証明写真機での撮影を経験できてよかったと感じた。

おしまい。



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