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話し手側は、「何を言えば良いのか分からない」「何を言えば、相手が納得するのか分からない」「結局話が長くなってしまう」というネガティブがある。

聞き手側は、「何を言っているのか分からない」「全く共感できない」「結局聞いた後何をすれば良いか分からない」というネガティブがある。

この話し手と聞き手のネガティブを一気に解決する。

まず1分で話せるように組み立て伝える

なんでも、1分で伝えれる。そして伝えれるように、常日頃自分の脳に問いかけ、目的とゴールを明確にし、ストーリーラインを練り上げる。より短い時間で伝えるヒントに相手の「右脳」と「左脳」を意識し、自分が選んだ言葉で、いま発している言葉は、どちらに刺激を与えようとしているのか?を意識する。

伝え方のパターンを知っておく

結論を伝え、なぜならばを伝え、最後に結論を伝える「SDS」、そして、新しい取り組みを話すときの、今起きている問題を伝え、なぜその問題が起きたのかの原因として変化したことを伝え、この変化を活用した解決策を伝え、こんな未来を作っていきたい、メリットを作っていきたいを伝える「PCSF」。

当著にもあるが、パターンはいくらでもある。例えば、「なぜやるべきか?」という必然性、「本当にできるのか?」という実行可能性、「どんな良いことがあるか?」という有効性、というパターンなど。ググればたくさんある。


重要なのはパターンよりも相手を動かすこと

そもそも、なぜ1分で話すのか?冒頭の話し手のネガティブと聞き手のネガティブを解決して、双方がポジティブになったとき、どんな状態になっていることを目指しているか?

それは話し手が考えた課題解決や、目標達成施策を相手が動き出すことを目指している。パターンは、便利ではあるがパターンでしかない。パターンを使うことをゴールにするのではなく、あくまでも手段として使い、相手を動かすことをゴールとする。

相手を動かすときに抑えておくべきこと

相手を動かすときに抑えておくことは、属性、認識、反応、関心でまとめられる。

・どういう立場なのか?

・どんなことを知っているか?、知らないことは何か?

・どんなことに興味関心があるか?

・どんなメッセージをすると、どんな反応をするのか?


最後に

聞き手が聞きたい状態にあり、話し手が話したい状態にある場合、お互いが合致している時って、1分で話すのか?私は、伝えたいことは1分で話すをオススメする。そこから、ディスカッションを行い、より良い解決策を見出すこととして設計すれば良い。また、長く話を聞くことで、相手のポジティブな感情が高まればよい。

伝えたいことは、1分で伝える。ネガティブをポジティブに転換させる、納得感を醸成させ、伝えたあとの動き出しにスピードとパワーを与える。

そんなことを設計することができることに新しい気づきがあった。

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