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点滴棒と派手なスリッパと私。

入院中の今の私。

私の部屋はナースステーションの真ん前。

まだ微熱が続いていてアイスノンを取り替えてほしい。
でも、なんだかナースコールを押すのも申し訳ない。
体力も戻ってきたことだし、そろそろ病室から1歩を踏み出してみようか。

よっこらせと起き上がり、足元を見たらお花畑。

本厄女。
3児の母。

戸惑いました。
どピンクの花柄です。
絶対に私の趣味では買いません。

確か入院時は足首の関節が腫れ上がり、痛くてスニーカーが履けなかったからクロックスを履いて来院したはず。
昨日まで、私の中では王道のネイビーのクロックスがここにあったはず。

そうです。
こんなに派手などピンクを選ぶのは、家族の中でもただ1人。
私の母です。

私はこの1週間、腹痛と脱水状態、貧血で起き上がってトイレ行くのもフラフラよたよた・・・
こんな状態だから、もちろんメンタルもやられてた。

入院して1週間以上たつのに、はっきりしない病名。
病名がわからないから、治療方針も決まらなくて対症療法しかないはがゆさ。
全然おさまらない腹痛。
食べて飲んでと言われるけど、何も口にしたくない。
吐き気さえする。
血液検査も少し良くなったと思ったら、2日後には何倍も悪くなる。

そんな私を見て母からのサプライズ。
派手なスリッパ。
ちょっとでも気持ちが明るくなるようにって。

そんなこと言われたら喜んで履きますとも。
趣味じゃないとか、もう言いません。
大切に履かせていただきます。

これから病気がわかるまでの経過や入院経過についても、書いていきたいと思います。
ただ、先ほど述べたように病名がまだ疑いのままなので、はっきりと診断名がついてから書いていきます。情報を発信する以上、多かれ少なかれ責任があると思うので。

では看護師さんに呼ばれたので、この派手なスリッパを履いて、月曜日だから激混みであろう皮膚科外来へ車椅子で行ってまいります。

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