見出し画像

俺ではない炎上|朝倉秋成

無実の男山縣泰介が
あるひとつのツイートが炎上し、
殺人犯扱いされて世間から追い回される話。

Twitterをやってない泰介が、
Twitterの炎上だけで人殺しを疑われて
どこに行っても逃げ場がないの
めちゃくちゃリアルすぎた。

勝手なる誰かの仮説で、
1人の人間の人生まる潰しにできるなんて
ネットってこわいって思わせてくれる一冊。

「スマホを落としただけなのに」もそうだけど、
ネットリテラシーを使った作品って
現代すぎて自分の生活見直すきっかけになるから
ほんとに刺激的で良いよね。

他にもネットリテラシーがなくて
人生終わる系の物語読みたいなー。
なんかオススメあればコメントください。

ちなみに、最後の犯人は
めちゃくちゃ納得いかなかった……!

読者ごと騙してくるスタイルは読み終わったあとに「は???結局どういうこと??」
ってなるので、やめて欲しかったな(笑)

まじ解説見るまで?????状態だった。

でも話の内容はめちゃくちゃ面白かったし、
YouTuberが面白半分に追いかけたり、
SIMフリーだからWi-Fiつながないととか、
Twitterのリツイートとか
リアルに理解してないとわからないとこも多くて
あー、こうやってネットリテラシーないと
現代に置いていかれるのね、とも思った。

年老いてもいつでも最新のものに触れる、
学ぶ姿勢は大切にしていきたいよね、うんうん。

この記事が参加している募集

#読書感想文

191,896件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?