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観た映画の感想 #70『オペレーション・フォーチュン』

『オペレーション・フォーチュン』を観ました。

監督:ガイ・リッチー
脚本:ガイ・リッチー、アイヴァン・アトキンソン、マーン・デイヴィス
出演:ジェイソン・ステイサム、オーブリー・プラザ、ジョシュ・ハートネット、ケイリー・エルウィズ、バグジー・マローン、エディ・マーサン、ヒュー・グラント、他

英国諜報局MI6御用達の敏腕エージェント、オーソン・フォーチュンは、100億ドルで闇取引されている「ハンドル」と呼ばれる危険な兵器を追跡・回収するミッションを遂行することに。MI6のコーディネーターであるネイサン、毒舌の天才ハッカーのサラ、新米スナイパーのJJとチームを組んで行動をスタートさせたフォーチュンは、能天気なハリウッドスターのダニーを無理矢理任務に巻き込み、億万長者の武器商人グレッグに接近する。しかし、次第に闇取引の裏に隠された巨大な陰謀が明らかになっていく。
(映画.comより)

https://eiga.com/movie/96559/

みんな大好きジェイソン・ステイサムの主演最新作。
ステイサムの映画はもう「ステイサム映画」という一ジャンルと化してしまってるわけですけど、ガイ・リッチー監督とのタッグも5度目ともなればこれはもう「ガイ・リッチー×ステイサム」というジャンルと言っても過言ではない。

身も蓋もないことを言ってしまえば今作はステイサム版ミッション・インポッシブルで、なにか真新しい要素があるとか映画的にめちゃくちゃ傑作であるとかいうことは全くないんですけど、そもそもジャンル映画ってそういうものと思って観に行くものというか、そもそもが70点満点でもいいというか……観たいものが観たかった通りに出てくればそれだけで嬉しいタイプの物語ってあると思うんですよね。僕にとってのステイサム映画はそれ。

分かりやすく最強だし高級志向だしオレ様だし、そもそも凄腕スパイだっていうのに全く変装とかしてないですからね今回。しかもそのせいで行く先々で早々に正体がバレるっていう。あんなに存在感のあるハゲにスパイなんて務まるわけないだろ頭皮を隠せ頭皮を! 『パーカー』で泥棒した時はちゃんとヅラ被ってたでしょうが!

しかしステイサムに髪、似合わな過ぎる

っていう感じで、午後ローでみんなで実況しながら入れると楽しいタイプのツッコミどころもありつつ、今回のステイサムは単独主演作では(多分)初めてのチームリーダー役なので、最強っぷりに割と抑制がかかってるのは観ててちょっと新鮮だったかもしれません。若手でもコンピュータの知識に関して自分よりも優れてるサラとは終始対等な目線で接してるし、自分に憧れてる新人のJJとはずっと一緒に行動して仕事ぶりを見せつつ現場経験も積ませてあげる。
別作品だけど『エクスペンダブルズ』も4作目以降はステイサムがメインで引っ張っていくって話もあるみたいだし、これが新しいステイサム像の一つになっていくのかもしれませんね。

あとヒュー・グラント。
なんか『パディントン2』あたりからずーっとこういう胡散臭いおっさんの役ばっかりやってるような気がするんですけど、本人は悪役を演じるの物凄く楽しそうなんですよね。実際どれもハマり役だし、今回はそこにジョシュ・ハートネットとの歳の差ブロマンスという予想外の旨味もあって主人公チームに引けを取らない魅力がありましたね。
グレッグは最後まで裏稼業から足を洗ったようには見えなかったし、ハリウッドスターがそんな奴をパトロンにしちゃって大丈夫なの? というツッコミどころは残りましたけども……

映画的にはいくらでも続編が作れるフォーマットだし、実際に今作の締め方もそんな感じだったから続きもやる気はあると思うんですよね。『トランスポーター』は三部作終わっちゃったんで今ステイサムが持ってるシリーズものって『MEG』だけだし、それに続くシリーズになるといいなあと思います。いつだったか007役に意欲があるって記事が出てましたけど、残念ながら、その……ハゲはジェームズ・ボンドにはなれないと思うので……多分……


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