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管理者に読んでほしい!クリエイティブチームのマネジメントについて

今回は、過去eb業界で何社も経験してきた自分の、「クリエイティブチームのマネジメントはこうあるべき」と言う考えを書いてみたいと思います。

web業界でクリエイティブと言うと、その業務内容は非常に多岐に渡ります。

バナーやLP、サイト制作、記事、動画などなど。

ザっと上げただけでもこれだけ出てきます。

特に広告関係は、効果に直結するデータ分析なんかもクリエイティブチームが担当する事があります。

今では多くの企業においてクリエイティブチームが存在してるんですね。

正直、クリエイティブ系のマネジメントは難易度が高いと思ってます。

■上長が制作スキルを持っていたのは一社だけ

自分は30歳の時にweb制作会社に入社しました。

そこで力を付け、その後は中小のweb広告代理店に勤めます。

次に務めたのは、大手企業の中の代理店事業部。
その中の制作チームでした。

そして今は、法曹界で自社メディアに当たる部分を担当しています。

ふと振り返ると、自分が所属してたクリエイティブチームで、トップの管理者が制作スキルを持ってた会社って一社だけでした。

最初の制作会社だけです。

代理店時代は、管理部に所属してましたが制作者は自分だけでした。

クライアントの制作物は、一人で全て担っていた状況です。

直近の大手企業の代理店事業部では、一応4名ほどの制作チームに所属してましたが、トップの方はディレクターでスキルは一切ない方です。

数でみると、現状も含め4社経験しているわけですが、管理者が制作スキルを持ってた企業は一社だけと言うのは少ない数字だと思います。

運の要素もあると思うんですよ。

入社するまで分からないし、ましてや他人がどれほど仕事ができるかなんて数か月たたないと分かりません。

管理者がスキルを有していなかったことで、そのしわ寄せをモロにくらった企業もあります。

要は、制作者として、自分は割と苦労した部類に入ると思ってます。

■スキルが無いと全体工数を把握できない

一番多かったのが、これです。

これって簡単にできるでしょ?って管理者が案件を持ってくるパターンですね。

その内の殆どは簡単には出来ない物です。

フォトショorイラレを用いて画像を作る。

その画像をサーバーに上げるけどどうやって先方のサーバーにつなげる?

コーディング上でソースを一部改変するが、ファイルはどこからもらえるか?

ざっくりですが上記がデフォルトあるあるです。

制作チームに所属していても、普段外部折衝しかしない人に多いのは、ブラウザ上でサイトやLPの修正が出来ると思ってる事です。

イメージはわかるんですよ。

昔たしなんだテレビゲームの延長であれば、モニター越しにちょちょいといじって内容を変えるみたいな。

いつかそんな感じで全案件が回る時代も来そうですが、2019年の現在ではまだまだお目にかかれてません。

問題なのは、これらの内容を把握するまえにクライアントとにオッケーを出してしまってるんですよね。

しかもいついつまでにと納期も設定してしまってる。

その結果、制作者は残業をするはめになります。

■チームを把握して全体を回すと言う意味

制作に限らず、どこの会社でも管理者が自身のチームを把握する事は必須でしょう。

今誰がどの業務をどこまで進めてるか、管理者は知っておく必要があります。

そのうえで、各自適正な仕事ができてるか、効率よく案件が回ってるか。

ここを判断する必要があります。

これはマネジメント上では基本的な部分でもあり、個人のやる気をひきだしたり、売り上げを上げるには最低限必要な項目でしょう。

クリエイティブに関しては、制作スキルや少なくとも一定以上の知識が無いと、全体把握は推測でしかできません。

管理者の頭の中で、「バナー制作って1本5分でできるだろう」とか、「コーディングって1サイト1時間で作れるだろう」だと危険です。

先ほども書いたようにまず残業が増します。

事故る可能性も高くなります。

制作者の不満もたまってきます。

そして誰もいなくなった・・・。になるわけです。

企業としてこれは避けないといけませんね。

クリエイティブチームの管理者は、これだけ重責があると言う事を、念頭に置いておく必要があります。

■上司の上司も制作ができないパターン

管理者がまったく制作スキルが無い会社に共通していたのは、その管理者の上司もまったく制作の知識が無いと言う事です。

数字で定量評価されやすい営業部の人が、事業部の上の方にいるパターンが多いです。

これ自体は問題ありませんが、事業部の中で制作チームを大きくしていこうとなった時に、ただ社歴が長くてなんとなくインパクトを残してきた人を管理者にすえるパターンが多いんですよ。

営業に近しい制作人員、いわゆるwebディレクターやwebプロデューサーをやってる人が抜擢されがちです。

この方々が、元々制作者上がりならいいんですが、その逆で入社時からまったく制作スキルが無いからディレクターをやってたと言う人が多いのも事実です。

要は、まったく何も作らずに営業として数字を出してきた方々なんですね。

制作を知らない人が、おなじく制作が出来ない人を管理者にするので、その結果現場にしわ寄せがいくと言う構図になります。

このパターンは結構多いです。

今現在クリエイティブに携わっていて、無駄な残業が多いなと感じてる方は、上司とその上司のスキルを振りかえってみてください。

対応策などはまた別の機会に!

ではでは!

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