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八幡平の『ドラゴンアイ』ができるまでを追ってみたら…

岩手県と秋田県に跨る八幡平国立公園では
5月下旬から6月上旬の雪解けの季節
八幡平頂上付近にある『鏡沼』の雪解け状態が
まるで竜の目のように見える『ドラゴンアイ』
と呼ばれる神秘的な自然現象が現れます。
出現する時期がとても短く降雪量や天候等に左右されるので綺麗なドラゴンアイを見られるのは、とても幸運な方です。

冬の間雪の閉ざされていた道が開き
毎年4月15日にアスピーテラインが
続いて4月22日に樹海ラインがオープンします。
手軽に百名山の山頂まで行ける八幡平は老若男女問わず人気のスポットで
最近では海外の方も多く訪れていました。
『ドラゴンアイ』の名付け親は、台湾の方だと言われています。

とそこで
いつが見ごろなのか?とよく聞かれるので
『ドラゴンアイ』が出来るまでの様子を撮った写真を2年ほどさかのぼって見返してみました。

2020年の様子

この年はコロナが流行して自粛生活でしたね。
しばらくお山に行けない間にけっこう溶けてました(笑)
真ん中を残してドーナツの型に丸ーく溶けます。
不思議と毎年こんな溶け方をするんです。

5月29日


6日後。あまり変わってませんでした。
寒い日が続くと、雪解けは足踏み状態です。
5月に高温が続き、今年は早いかも?
と言う年でも必ずどこかで寒くなる週があって
帳尻合わせをしてきます笑

6月4日


おやおや。真ん中になにやらもう一個
池が出現してきました。
そうです。これが龍の目です‼︎
ほぼほぼ開眼ですが
どこまで綺麗な丸になるでしょうか?

6月8日


2日後にまたまた来てみました。
これは開眼でしょ⁉︎
と毎年ジャッジが曖昧ですが
地元テレビ局では『開眼』のニュースが流れます。
そこから一気に人が押し寄せるのですが…
2020年はコロナ禍でもあり静かでした。
余談ですが
八幡平山頂付近には県境があり
『ドラゴンアイ』の住所は秋田県なんです。
ちなみにガマ沼と八幡沼は岩手県です。

6月10日


6月下旬になると
龍の目は消滅し『鏡池』に戻って行きます。

6月22日

2021年の様子

2021年は少し早い時期から行ってみました。
端のほうから少し解け始めます。
去年は黄砂が多くて、雪が汚れてますね。

5月14日

んっ。あれ?はじめて見る光景。
奥の方に亀裂が入ってるではありませんか‼︎
こんな事もあるんだ。とこれはこれで
みんなの話題になってました。

5月20日

変わらず亀裂が入ったまま。
今年は綺麗な丸には溶けなそうな予感。
綺麗な目になるのはレアという事を実感する年でしたが、亀裂が入るのもまたレア!

5月27日


そして、亀裂で出来た丸の方が先に開眼。
・龍は『コンタクト』してたんだね笑
・コンタクトがズレたみたい。
・今年はアイライン濃いめ
と話題に尽きない『ドラゴンアイ』です。

6月2日

2022年はこれから

今年は雪が多く雪の壁が高い!と聞いて
アスピーテラインがオープンしてすぐ行きました!
ドラゴンアイはまだまだ雪の下でした。

2022.4.17

1ヶ月後
けっこう溶けてるー‼︎と思いましたが

2022.5.16

上から見ると
まだまだですね。3分の1くらいが溶けはじめたばかりと言う感じでした。

個人的な感覚ですが笑
毎年6月5日前後が開眼(完成)予報です。
今年はどんな『ドラゴンアイ』になるか楽しみですね。
皆さんも龍の目見たくなりましたか?

とわ言え
私は、雪解けの八幡沼の方が好きなんです笑
あ~綺麗☆良き~♪

2021.6.3

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