見出し画像

一般企業の障害者雇用で働いて良かった?障害者雇用のススメ(精神障害者手帳)

この記事が現在就活で障害者雇用として働こうか悩んでいる人、一人で迷ってる人に届いたら嬉しいなあと思います。


結論から言うと、障害者雇用で働いて良かった派です。

私の紹介

●手帳
精神障害者手帳3級
(普段は普通の顔して過ごしてるので、せいしんしょうがい、と打つと心臓がギュッとなりますね←)

●診断名
自閉症スペクトラム
(かなり軽度。健常者と同じように学生時代を送ってきたし、いわゆるグレーゾーンの人間だと思っています。)

●時系列
2017→(大学1年)バイトで仕事ができず落ち込む
2018→(大学2年)友人関係で悩む
2019→(大学3年)自分の障害を疑い手帳を取得
2020→(大学4年)障害者雇用の就活を開始
2021〜現在 障害者雇用で一般企業に事務職として就職

障害者雇用で働くメリット

・障害を開示しているため配属や仕事内容が配慮される

超超超メリットだと思ってます。最大の良いところ。開示することで周囲も「この子は障害を持って働いている」と分かって接してくれるので、こちらも心理的にもとても楽。あんまり大きな仕事は頼まれないし、ゆっくり育てて貰っているという感覚があります。

・理解することに時間がかかると分かってもらえる

私は一度の指示で理解することが苦手です。優先順位を組み立てたり、文章を綺麗にするのも苦手。だから、周りも噛み砕いて説明をしてくれたりします。優しい。理解するのに時間がかかると分かってもらえてるので、周囲も最初から諦めて多くを求めない。私も懸命に話を聞きながら、どうしても分からないところがあれば、自分なりに整理して質問をしています。

・突然体調を崩してしまっても受け入れられやすい

涙が出て、どうしようもなく体が動かなくなってしまう時があります。そんな日を少しずつ減らしてきた3年目の今でも、やっぱり動けない程に体調が悪くなる日がある。
その時は、申し訳ないと感じつつもお休みをいただいています。そして、上司からも無理しないでね!と言ってもらえる環境にあります。(本当にありがたい)
おそらく、一般雇用だと沢山仕事も振られるし、休みづらかったと思う。一般雇用よりは、辛い時に休みたい!と言いやすいんだろうと感じ、感謝してます。

就労する上で気をつけること

・障害のせいにしない。真摯に仕事に取り組む

私は手帳を取得すると、「障害があるから出来ない」と何でもかんでも諦めてしまうような癖がついていました。ただ、そんな言い訳は働く上で通用しない。甘い考えで働いた事により、沢山失敗したし注意を受けました。
お金をいただく立場である以上、まずは一生懸命取り組む。
出来ない!と思っても、ひとまずやってみる。Excelに手順書を書き出してとにかく工夫する。ただし、本当に辛かったら無理はしないで。

(ちなみに、電話対応も泣きながら取っていましたが、今は慣れて感じのいい対応もできるようになりました←)

・配慮にも限度がある

障害者雇用として働く前はなんでもかんでも配慮してもらえると思っていましたが、(クソ甘い考え)健常者と障害者が共存するためにはこちらもある程度の妥協や我慢が必要です。これも大事な事。

私の会社は、ほとんどが健常者で数名が障害者雇用(精神や身体など)で働いています。プライバシーに関わるため大々的に障害が開示されることはなく、障害を知っているのは上司や部署の人の一部のみ。
そのため、他部署の人からは私は一般雇用として働いてると思われているわけです。
だから、私が優遇され過ぎると「なんであの人だけ…」となってしまう。上司も偉い人もそこのバランスを気にしていました。
新卒1年目の頃は上司に沢山相談に乗ってもらったり、おんぶに抱っこ状態でしたが、(申し訳ない)ナヨナヨしてるのは辞めて、さっさと独り立ちしました。
上司も障害について分からないけど、手探りで色々と考えてくれている。
私も、周囲のことも考えながら、我慢できるところ、妥協できるところは受け入れる。そんな姿勢で居ると随分考え方が楽になりました。

相談しすぎない

私自身、新卒の頃は周りをかなり頼っていた部分がありました。しかし、障害者センターの支援員や会社の人はお医者さんではないので、あんまり頼りすぎないのが吉です。
自分の体調やメンタルを一番わかっているのは自分。自分で考え決断していく方がいいかな、と思います。

最後に

大学時代、周りに障害者雇用で就活してる人はいなかったし、ネットで検索しても実際に障害者雇用で働いてる人の記事が少なくて不安でいっぱいでした。
障害者雇用で働くと周りの目が気になったりするのかな、ちゃんと働けるのかな?
でも、障害者雇用で良かった。最初から自分の弱みを晒しているから、沢山助けてもらいました。

障害者雇用の就活は一般と違うことがかなりあるし、働いてからもキツいことも大変なこともあるけれど。就労する機会があるのはやっぱり良いなあ、と思います。

ここにも、障害者雇用でひっそり働いてる社会人3年目がいるんだぜ〜と誰かに伝われば嬉しいです。それでは!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?