見出し画像

【ウェビナーレポート】応募者をファン化させる!「新卒採用の極意」

本日は2023年1月18日(水)に、株式会社ABABA様と行った共催セミナーの一部をレポートでご紹介します。「応募者をファン化させる新卒採用の極意」について、採用フロー別のポイントや実績事例を踏まえてお話しました。
新卒採用向けのテーマですが、中途採用に活かせる内容も含んでおりますので、企業の採用に携わっているみなさまにおすすめです!

※この記事は5分で読めます。

登壇者

株式会社No Company 代表取締役
秋山 真
 

2016年にスパイスボックス新卒入社。2年間デジタルマーケティング領域でプロデューサー経験を積んだ後、2018年に採用コミュニケーション事業部を立ち上げ事業部長に就任。SNS起点の採用広報ソリューション開発や企業のオンライン採用、採用DX化などを支援。2021年10月にスパイスボックスの子会社 No Company,incを立ち上げ、代表取締役に就任。

株式会社ABABA CEO
久保 駿貴 氏

1997年生まれ。兵庫県出身。 岡山大学4年次に、友人の就職活動をきっかけに株式会社ABABAを創業。リリース2年でユーザー企業550社、学生も1万5千人が利用するサービスに。趣味は海外旅行、スポーツ観戦。高校理科教員免許保持。東京MX「堀潤モーニングFLAG」コメンテーター。

昨今の採用市場の変遷について

人材不足やリモートワークの浸透、副業の一般化、Z世代の登場など、採用市場を取り巻く環境は大きく変化しています。更にコロナ禍により、採用活動のオンライン化も進んだことで、エントリー以前のタッチポイントは大手ナビサイトだけではなく、SNSやWEBメディアなどに分散しはじめました。今まで前提としていた常識が崩れつつあり、時代の変化や学生の動向に合わせた採用広報が益々重要になってきています。
情報が溢れるオンライン上では、認知・興味の醸成から選考アクションの各過程で、どのメディアにどのような発信をするかという「ターゲットに届く為の動線設計」が採用活動を成功に導くカギになるでしょう。

加えて、自社の記事や動画コンテンツを積極的に発信し、候補者と会えない時間の接点や興味喚起を図ることも大切であり、実際に発信量を増やしている企業が多く見受けられるようになりました。

就活生が求める企業の情報とは?

実際に就活生はどんな情報を求めているのか? No Companyが444名の学生を対象に実施したアンケートを見ると、「社員さんのリアルな1日の流れ」や「福利厚生」、「社内の人間関係や雰囲気」を重視していることがわかります。社員インタビューや座談会などの発信は、会社が持つ価値観(=スタイル)を伝えられるので、候補者が入社後のイメージを描きやすい利点があります。

自社情報を発信する際に気をつけるポイント

企業の価値要素(下記図の左円)と、候補者が感じる企業価値(下記図の右円)とをかけあわせた情報発信が重要です。候補者が欲する情報はフェーズによっても異なるため、認知・興味段階なのか、内定を出した後なのかなど、その方の採用フェーズにあわせた情報発信も心がけるといいでしょう。

No Companyでは、候補者が感じる企業価値(上記図の右円)を捉えるため、オリジナル・ソーシャルリスニングツール「THINK for HR」(※1)を活用し、採用に力を入れたいと考えている企業様の採用広報・採用マーケティングを支援しています。

(※1)「THINK for HR」
デジタル・SNS上のエンゲージメント(「いいね」や「コメント」などのアクション)データを定性、定量の両面で収集、分析可能。国内のWEBメディア、採用・キャリア関連メディア、SNS(Facebook , Twitter)上の投稿データを“エンゲージメント視点” で分析するNo Company独自のソーシャルリスニングツール。「働き方」「キャリア」「D&I」などのHR市場トレンドや求職者のインサイト把握が可能。

ここまでは、採用ファネルを意識した採用マーケティングの考え方や広報発信におけるポイントについてお伝えしました。ここからは、株式会社ABABAさまから、応募者のファン化に強く関係するCXと、事例も踏まえた実践論についてご紹介します。

CX採用(Candidate Experience)の重要性

CXとは、日本語に訳すると「候補者体験」。採用候補者が企業を認知してから選考を終えるまでに感じた満足度の指標と捉えています。選考中の候補者に対し価値提供をすることで、採用の合否に関わらずファン化させることが重要という考えです。

なぜ重要なのか? 以下の3つが主な理由です。

①少子高齢化による有効求人倍率の上昇

労働人口が減少する中、企業間の人材獲得競争が激化しているため。

②終身雇用制度の崩壊

終身雇用制度の崩壊により人材の流動性が高まり、転職活動が珍しいものではなくなっているため。

③ネットの普及に伴う採用情報のオープン化

口コミサイトやSNSを通して選考情報や採用候補者の生の声が広まり、採用過程が企業の評判を左右するようになったため。

不採用者を放置するのではなく、ご縁をどう繋ぐかが重要になっています。また、面接に落ちた学生がその企業に対してネガティブな感情を抱いてしまうという課題を持つ企業もあったため、解決するために「ABABA」の提供を開始しました。

テンプレ化している不採用通知メールに着目

候補者に与える印象は、面接官の聞く態度や質問内容によっても左右されますが、ABABAでは企業による不採用通知のメールに着目しました。多くの場合、テンプレートの文章が送られてくるため、否定された気持ちになる学生もいます。 

ABABAの提供するサービスでは、不採用通知のメールに各企業専用の招待コードの記載があるため、学生は最終選考まで進めた証拠(=不採用企業の推薦)をもって、他の企業の選考を受けることが可能になります。不採用通知メールが、次の企業に挑戦できるチケットになるわけです。
 
企業側は、選考データを見ながらスカウトを送ることが可能です。

CX向上の効果

CXが高まることによるメリットは他にもあります。

①友人や後輩に薦める率の向上

口コミでの広がりが期待できるため、薦められた友人や後輩が次年度に自社の採用を受けに来てくれることが考えられます。

②再度応募率が向上

新卒では不採用だった方が、中途での採用を試みる際に検討候補に入れてもらえる可能性が上がります。

③企業の顧客になる率の向上

採用を受けてくれた学生が、将来取引先の担当者になることも考えられるので、CX体験をよいものにすることは重要です。

導入事例に関しては、下記をご参照ください。

CXを向上させることで、候補者が友人や後輩に薦めてくれたり、再度応募のきっかけになったり、企業の顧客になることもメリットとして考えられます。まずは自社の体制を見直しながら、不採用者との向き合い方の改善に取り組むことをおすすめします!

お知らせ

■No Company お問い合わせについて
No Companyは「THINK for HR」によるデジタル・SNSデータ分析と、顧客の採用課題や目的、施策状況等のヒアリングをもとに、独自の採用マーケティング戦略を立て、ターゲット人材に選ばれるためのコミュニケーション施策を実行します。戦略策定~施策実行・PDCAまで一気通貫で全体を俯瞰した視点を持ったパートナーとなり、採用プロジェクトに長く並走できることが特徴です。

「THINK for HR」の詳細や採用マーケティングの具体的なソリューション・実績について知りたい方は、下記URLよりお気軽にお問い合わせ下さい!

▼お問い合わせフォーム
https://share.hsforms.com/1bvfFNdWpT72Lo3DvhSHZqw5l1au

■ABABA お問い合わせについて
ABABAでは、最終面接まで進んだ数多くの学生がいます。年々、後半時期に近づくほど増加しており、ご利用企業様も700社近くになっております。
ABABAの特徴としては、スカウトを送付して採用するということにとどまることなく、自社で不採用になってしまう学生にも、後押しができるサービスです。
ぜひ、新しい採用の形を作っていく、企業様からのご連絡をお待ちしております。

▼お問い合わせフォーム
https://hr.ababa.co.jp/company


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?