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「仮説思考」のセンテンス、蔵書からたくさん集めてみました! 番外編#1

前回noteのテーマであった、『仮説(思考)』をボクの蔵書で検索してみました。蔵書は6冊の除いて全て電子化されています。全文検索が可能なので、こういうとき重宝します。

検索してみてビックリ、2725ファイル中152ファイルヒットしました。ファイル=書籍です。特集記事の切り抜きなども一部ありますが、だいたいは、自炊(電子化)した書籍だと思います。

数冊ピックアップしてコメントしてみよう、と思っていたのですが、それでは普通のブログと同じで面白くありません。152冊から厳選した20冊ぐらい(数えてない)から「仮説」について語られている部分をピックアップしていきたいと思います。

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本noteは、ポートフォリオワーカー*になった、外資系IT企業マーケティングマネジャーによる、『初めてマーケティングを学ぶキミに伝える マーケティングフレームワーク活用講座』の連載企画です。

*「ポートフォリオワーカーって何?」は、こちらを参照下さい。自己紹介とともに説明しています。

前回はこちら、最初から読まれる場合はこちらからどうぞ。
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超良書、絶対読むべき本!

「仮説」をキーに全文検索して引っかかった本ではあるのですが、ボクが若い頃読んで影響を受けた本が多くありました。と、いうことで10数年から20数前の本の可能性大です。ただし、ボクが感銘を受けるということは、はやりのマーケティング手法を語った本ではなく、もっと根本的、マーケティングマインドを付けさせてくれる幹となる本です。色褪せない良さがある本達です。

仮説(思考)のフレーズ引用だけですが、羅列形式で紹介していきます。このカテゴリー内については”オススメ”の順序ではありません。ファイルを開いた順ぐらいの、意味のない順番です。

*太字(BOLD)は、本文中の太字ではありません。キーワードとして”仮説”を強調しただけです。

論理スキルとイメージスキルをやりとりしながらフル活用すると、ここまで仮説検証ができます。私はここまで文字通り論理スキルとイメージスキルを使ってこの缶コーヒーの事例を「思考」「発想」しています。ここまでくれば、この仮説について市場調査をする、生産体制を確認する、テストマーケティングを行う、などして論理的に検証できます。

部分切り抜きなのでわかりづらいと思いますが、「論理スキルとイメージスキル」で、仮説検証がされているのが、このセンテンスだけでわかります。プラン策定を”机上”、あるいは”頭の中”で実施されている訳ですね。

ボクが影響を受けた著者のひとりの方なので、ボクの発想は当然似てきてしまいます。「首尾一貫性と論理破綻を起こさないこと」とのボクの主張は、佐藤氏の同様の趣旨のことをボクなりに意訳した言葉でもあります。

もしかしたら一緒かもしれません。もう自分の言葉になっており、人の言葉か自分の言葉かわからなくなっています(汗

・ 現実に照らして意見を検証するための唯一の厳格な方法を、まず初めに意見があること、またそうでなければならないことを明確に認識することである。こうした認識があって初めて、仮説からスタートしていることを忘れずにすむ。
・ 意思決定も、科学と同じように仮説が唯一の出発点である。仮説は論ずべきものではなく、検証すべきものである。
*ボクのノートまとめからの抜粋
P100
プランニングというのは抽象・論理・仮説の世界ですよね。それによって組み立てたことを現場で実行してみて、うまくいったとかダメだったとかで、また抽象・論理・仮説の世界に戻る。理屈だけならコンサルタントの世界だし、理屈なしで経験主義だけならただの職人。
P197
●いくつかの仮説を設定する
●誤った仮説を捨て,正しい仮説を選定できるように,仮説の実験装置を
考案する (仮説が妥当なものかどうか判断するためのチェックポイント
を設定する)
仮説を証明する明確な結果が得られるまで実験(妥当性のチェック)を
繰り返す
●証明された仮説にもとづき.望ましい行動を提案する
即座に答が出て来ることなど、めったにない。そこで私は、KFSについてできるだけ早く妥当な仮説を立てるために、さまざまな角度からほかの質問を打ち出し、追求を続ける。
 こうしたインタビューを何度も繰り返しているうちに、立てた仮説が本物か本物でないかを知るためには、どんな分析をすべきか、はっきりとわかってくるものである。まず初めにKFSと思われるものを見きわめ、次いで証拠ないし反証となるものによってそれを選別していく。そうすると、非常にはやく問題の核心に到達することができるのである。
二割八割の法則を前提とすれば、とくに重要な二割の情報に集中することにより、八割の優れた結果が得られるはずである。だから二割の重要な情報にもとづき、八割がた納得のいく仮説を想定し、その後、検証していけばいい。
(中略)
「完全ではなくても、だいたいのところでいいじゃないか」と割り切って動けば、資金をかけず、スピーディに戦略の仮説構築ができるのである。
ここで亜要なことは、必要な二割の傭報を引っ張りだすための蘭間である。なぜなら質問を間違えると、必要な情報が得られないからである。
実行前は仮説にすぎない。実行して初めて、修正すべきことや、失敗ないしは挫折、中断の憂き目に遭うことが出てくる。
(中略)
まだ実行していないことを描く戦略は常に「仮説」であり、その良し悪し(勝ち組の可能性が高いか低いか)を判断する決め手は「論理(ロジック)の強さ」である(「戦略プロフェッショナル」にくわしい)。
ストーリーに沿って、汎用性の高い改革手法(問題点の定義→原因
の分析→仮説の構築→仮説の検証・修正→コストーペネフィット
分析→インプリメンテーションーブラン作成)を解説する。

この本では、仮説検証をストーリー仕立てで説明してくれています。「坂本は、この想定から、次のような仮説を立てた。」「もしこの仮説が正しいとすれば・・・」「インタビューによる仮説の確認」「データ収集による仮説の検証」「いずれも坂本の仮説を裏付けるものだった。」等々、仮説のオンパレードです。

全く関係ないのですが、ボクが20代の時に、この手の本を読んでは、まとめていたファイル名は「新戦略検討プロセス.doc」です。ちょっと似てません? なので、このまとめファイルをみると、いつもこの本を思い出していました。

三枝さんの本はストーリー仕立てになっているので、印象にも残るし、なんといっても爽快感を得られます。数年に一度は、TTS(Text To Speech)で聴き直しています。

雑感

またまた時間切れです。。。
本をピックアップするまでは順調にいったのですが、なにげに、リンク貼り付け、引用は時間がかかりました。。。

明日もこの続きを書きたいと思います。

佐藤義典さん、三枝匡さん、やっぱり検索でも引っかかりますね。ボクに影響を与えたTOP3のうちの2名ですからね。じゃ、もうひとりは?

誰なんだろ? 適当にTOP3とか書いてしまいましたが、自分でもわかりませんw





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