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複数の「運」本に書かれている共通点-蔵書2000冊超のボクの読書

犬の散歩をしながら「普通の人がこうして億万長者になった/本田健著」を読みました(聴く読書をしました)。億万長者にアンケートを実施し、そのタイプを体系化、その成功要因、プロセスや大切にしていることが書かれていました。ちなみにKindle Unlimited対象です!

普通の人がこうして億万長者になった/本田健著

同書では、年収3000万円超で、高額納税者として国税庁に公示されている人を「億万長者」として定義しています。また、国税庁調査より年収2500万円超の人が人口比率で0.5%おり、「億万長者」の人口における概算比率を示されていました。

ちなみに、どの本で読んだか忘れましたが、本田健さんは、「資産規模で1億円、何もしないで年3000万円の収入がある」ことを、幸せな小金持ちと定義されてます。

30代の時、どこかの出張帰りに読んだ本で、このキーワードを知りました。そして、人生の収入面の目標として、漠然とずっとこの数字は意識していました。

アラフィフとなった今、残念ながら、ここまでには、まだ達成していません。しかし、30代の頃と比べると、この本田さんの幸せな小金持定義の方に近いレベルには来ています。ポートフォリオワーカーになれたおかげです。

ボクを幸せな小金持ちに近づけてくれた、ポートフォリオワーカーになるための思考を下記にまとめました。若い方に読んでもらえればと思います。

億万長者になれたのは「運」!?

このような人達が、どのように億万長者になったのか気になるところでしょう。ボクが気になったのは「第3章 幸福を引き寄せる」で「運がよかった」という億万長者が多かった、という記述です。

ボクも自分自身、運がいい方だとは思っています。また、直接的にも、20代の時、ロールモデルとしていた取引先の先輩2名からも言われたことがあります。一人の先輩(おそらく高卒、叩き上げで尊敬できる人)からは、

「の~ちさんって、運がいいよね。早稲田出て、英語できるからかもしれないけど、ちゃんといいところに何度も転職しているし」

と、二人で飲んでいる際にしみじみと言われました。

それから、「運がいい」というキーワードの本を、意識して読むことになりました。偶然「運がよかった」なら、意図的に「運をよくしよう」と思ったからです。

本noteでは、ボクの得意技「蔵書全文検索」から「運がいい」「運を引き寄せる方法」について書かれている本をピックアップし、そのやり方を説明していきたいと思います。

運を引き寄せる方法

まずは、「普通の人がこうして億万長者になった/本田健著」からのピックアップです。同書では、「幸福を引き寄せる方法」として、4つのことが書かれています。

①できることは精一杯やり抜く 
 ー 幸運の神様は努力 に引き寄せられる
②人との縁を大切にする 
 ー 幸運の神様は、人を通してやってくる 
③時流をつかむ 
 ー 幸運の神様は、時代の流れと一緒にやってくる
④自分が幸運であると知る 
 ー 幸運の神様は、自分に気づいた人のところにやってくる

ボクのコメントを入れる前に、定義的なことが書かれている本をさらに紹介します。ボクのまとめノートに入っていました。なんと、これもKindle Unlimited対象本でした!

法則①チャンスを最大限に広げること
運のいい人は、偶然のチャンスを創り出し、チャンスの存在に気づき、チャンスに基づいて行動する。

法則②虫の知らせを聞き逃さないこと
運のいい人は、直感と本能を信じて正しい決断をする。

法則③幸運を期待すること
運のいい人は、将来に対する期待によって夢や目標の実現を促す。

法則④不運を幸運に変えること
運のいい人は立ち直りが早く、不運を幸運に変える力を持っている。

『運のいい人の法則』リチャードーワイズマン著矢羽野薫訳 からの引用との記述あり

同書には、また別の調査として下記も紹介されていました。

運をよくする方法
①運のよい大は社交性に富む
②運のよい人は直感力が強い
③運のよい人は勇気がある
④運のよい人はラチェット効果を働かせる

 (自分行動が悪い方向に行きだしたら、いつでも止められる準備をしている)
⑤運のよい人は悲観的推測に基づいて行動する

『「ツキ」の科学運をコントロールする技術』マックスーギュンター著/夏目大訳

運の研究家、ハトフォードジャー大学のリチャードーワイズマン教授の本は残念ながら未読で、蔵書にもありませんでした。そこで、「ワイズマン教授」で検索していみると、次の本、次の引用が引っかかりました。

あれ、これもKindle Unlimited対象になってます!ボクはだいぶ前に読んで、記憶にのこっていましたが、KU、ホントお得です!

教授は心理学における五つのパーソナリティモデルである「協調性」「誠実性」「外向性」「神経症的傾向」「開放性」と運のいい人と悪い人との関係を調べました。その結果、運のいい悪いを決定づける要因は、たった一言、性格に集約される、としています(「運のいい人、悪い人」角川書店)。

 テストの結果、「協調性」や「誠実性」には運のいい人も運の悪い人もさしたる差はありませんでした。しかし、「外向性」「神経症的傾向」「開放性」に関しては、両者に大きな差があり、運のいい人は運の悪い人に比べて「外向性」「開放性」が高く「神経症的傾向」が低かったということです。

*太字はの~ち注

要は、明るい性格が、運がいい人の特徴ってことなのですね。うーん、何か腑に落ちませんが、「運をよくする方法」の「①運のよい大は社交性に富む」と合致しています。そうなのですかね。

同書は、運=ラッキーに関する本なので、いろいろなエピソードが紹介されています。その中でボクが気になったのは、運のエピソードを一言で集約している、楽天創業者/社長の三木谷さんの言葉です。

「運がよかったと感じることも多々あります。でもすべて必然と思うことにしています。株式公開も、いいタイミングだったと言われますが、そうじゃなかったら、別のやり方で同じ結果を出してみせますよ。要は流れがきたときにそれをつかまえる準備ができているかどうか、それが運というものでしょう。」

*太字はの~ち注

「流れ」と「準備」は、「億万長者~」にも登場しているキーワードです。三木谷さんが意識してか、してないかは別として、とても重要なキーワードのようです。

似たような引用を、さらに紹介。
あれ、これもKindle Unlimited対象です!!なんなんだKU!

運がいい、あるいは幸運とは、準備を積み重ねたものが、チャンスにめぐり会ったときに実現するものだ」(アール・ナイチンゲール著「人間は自分が考えているような人間になる″」

ちょー有名な成功法則の大家、ナポレオン・ヒル博士の本です。同書にある、別本の内容でしたw 

三木谷さんと同じことを言ってますね。ちなみに、同書からこの部分を抜き出すのは、とても大変でした。「運」で検索したら、「運命」というキーワードが1ページに何個もヒットしてしまいましたw

The best of 「運」本

紹介最後です。地味ですが、一昨年の、ボクの心に響いたベスト本の一冊です。オススメです。当然?Kindle Unlimited対象本です! (あっ、表紙変わってる)

ボクの読書メモからの抜粋です。野球の話じゃないです。たくさんいいこと書いてあって、どこから抜き取ればいいか、迷うぐらいい、いい本です!

運を引き寄せている、コイツなら助けてやろうと思わせるぐらい努力する、ガムシャラにする
人間の運というのは、どういう心掛けを持ち、どういう言動を示すかによって変わってくると言えるかもしれない。周囲とどういう関係性を築き、周囲をどう巻き込んでいくか。それが組織の気運となり、その人の運となるのではないか。

いつでも囗が悪く、愛想のひとつも言えず、処世術というものを知らない人間が、ここまで生きてこられたのは、その思いがあった。
運命は変えられるか?
 運は自分で切り開けるものなのか?
 私の答えはYESである。
 「心が変われば行動が変わる。
 行動が変われば習慣が変わる。
 習慣が変われば人格が変わる。
 人格が変われば運命が変わる」
正しいプロセスを経て努力すれば、かならず幸運に恵まれるときが来る

ここまで、引用だらけの本noteを読んで、運がよかったのは、この野村さんの本を知れたことだと思います。それぐらい、いい本です。

「努力すること」「時流に乗ること」「人に助けられること(それを感謝すること)」「運がいいと思うこと」

「億万長者~」の内容を全て網羅して説明されています。一番共感したのは、「ガムシャラな努力」が最初に出ていることです。

「努力」は他力でないので、自分でなんとでもできます。この点が「運をよくしよう」とするボクには、「これならできる!」と思わせてくれました。

努力しましょう!

ちなみに、この本に感動して、他の野村さんの本も読みましたが、この本で十分ですw

P.S. 運がいい女性、勝間和代氏

勝間さんの本から、運の定義に関する記述を2つ引用されてもらいました。その運に対する、勝間さんの行動指針もボクには響きました。紹介したいと思います。

「メタ認知」や「論理思考による代替案の抽出」をを素早く行い、失敗に入り込んで泥沼化することを強く戒めています。
チャンスがあったら、素早く行動することです。どんなチャンスにおいても当然、うまくいかなかったり、失敗することがあります。けれども、最大リスクを上手に見積もり、失敗したときのリカバリーを素早く行える自信があるのなら、リスクを果敢にとっていくことが可能になります。

なるほど、勝間さんらしいコメントです。野村さんと比べると、左脳的に感じます。とはいえ、野村さんもID野球で有名な方なので、超左脳人間の方です。表現方法だけの違いかもしれませんね。

メタ認識は、“自己の認知活動(知覚、情動、記憶、思考など)を客観的に捉え、評価した上で制御すること”と定義されてました(同書を読んで、ボクがしたのかもしれません)。

また、「論理思考による代替案の抽出」は、以前ボクがnoteで取り上げた、複眼的思考と同義と判断します。

複眼的思考
・仮想の立場を複数想定し、それぞれの立場からの批判や反論を試みる
・具体的事象から共通点を見出し、抽象度を上げ、高いレベルから物事を考える

「チャンスがあったら、素早く~」の下りは、勝間さんの次の本を思い出されます。Kindle Unlimited対象です!

本自体は、それほど。。。って感じでしたが(失礼!)、勝間さんが有名になったきっかけを説明されていた部分は、魚の骨が喉に引っかかっているようにずっとボクの頭に引っかかっています。

「確率の高い方法で何度もチャレンジすれば、いつか成功する」

若い時、何社も何社も自身の本の企画を出版社に持ち込んだことをエピソードとして書かれていました。この部分は、大変深く感銘を受けました。と、同時に納得感すらありました。

「愚直に成功するまでやり続けること」
「確率の高い方法で行うこと」

彼女の今があるのも、こうしたことがあったからなのでしょうね。ちなみに運がいいの定義にある「時流に乗る」というのも、勝間さんがやられたことなのでしょうね。

P.S.S この本も読んだはずなのですが。。。

当然、この本も読んでます。が、読書メモがほとんどありません。。。おそらく、野村さんや「ラッキーを掴み取る技術」ですでに知っていることが書かれていたのでしょう。

ま、「運」に興味を持っていただけたら、有名な本なので読んでみてもいいのではないでしょうか。昔はKindle Unlimited対象でしたが、今は違うようです。

念の為Kindle Unlimitedのリンク貼っておきます。初月無料のようなので、野村さんの本だけでも、ここまでnote読んでくれたのだから、読んでもらいたいです!


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