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【Studio No.9マガジン vol.2】メディアミックスが熱いWEBTOON/「着色」で作るキャラクターとは/3D素材の活用テクニック

こんにちは!
WEBTOON制作スタジオ「Studio No.9」で編集アシスタントをしている刀根です。

Studio No.9は現在、WEBTOON作品(フルカラー縦読み漫画)を鋭意制作中です。

この「Studio No.9マガジン」では、毎回国内外のWEBTOON関連ニュースや作家さん向けの制作tipsを紹介していきます。先日公開したvol.1については、大変多くの反響をいただきありがとうございました!

今回は、よりWEBTOONの制作サイドにクローズアップして、特定の工程に絞ったtipsを紹介します!

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■業界ニュース

・90年代名作漫画をWEBTOON化!?読者層を拡げる新たな試み

【記事概要】
1990年代の韓国漫画を代表する人気作品が、30年越しにWEBTOON化され話題になっています。
作品名は『취접냉월(醉蝶玲月)』で、2020年には同作がWeb小説として再ローンチされたことでも注目を集めています。
本作の作者である黄 美那(ファン ミナ)さんは、日本でも『ユニ』『李さんちの物語』(モーニングKCコミックス)などの作品を連載していた作家さんです。
こちらの作品が日本で読めるようになるかはまだ未定…ですが、日本でも同じように、不朽の名作が新しくWEBTOONに形を変えて再ブレイク!というケースがこれから起こるかもしれませんね。

・アニメ化の波がWEBTOONにも!「アニメ化してほしいマンガ」1位の作品とは

【記事概要】
「AnimeJapan(アニメジャパン) 2022」の投票企画「第5回アニメ化してほしいマンガランキング」の結果が、3月23日に発表されました。
WEBTOON作品では、昨年2位の『俺だけレベルアップな件』が6位に再ランクイン、昨年3位の『先輩はおとこのこ』はなんと堂々1位にランクアップしました!
また、今回のランキングでは新たに『ある日、お姫様になってしまった件について』が2位を受賞しています。歴代上位作品の中でも「女性主人公の転生モノ」ジャンルのランクインはあまり見られなかった傾向です。
歴代のランクイン作品の中には、『吸血鬼すぐ死ぬ』『古見さんは、コミュ症です。』『神の塔』など、実際にアニメ化された作品やアニメ化が決まった作品も多くあります。来年には、さらに多くのWEBTOON作品が「アニメ化してほしいマンガランキング」上位に食い込んでくるかも…と思うと今からわくわくします!

■作家さん向けの制作tips

・「着色」が命!印象的なキャラクターづくりのヒント

【記事概要】
こちらの記事では、WEBTOONで印象的なデザインを作るための着色のヒントが解説されています。
WEBTOONの魅力といえば、なんといっても鮮やかなカラーやかっこいいエフェクト!特に、令嬢に転生する系統の女性向け作品では、主人公のドレスが見るたびに変化しているなど、キャラの視覚的な変化も楽しみの一つです。
上記の記事では、色の配置位置や選び方にまとまりを持たせることで、キャラクターをより印象的に形作ることができると解説されています。
記事内「ヒント1:キャラクターのカラーパレットを計画する[Tip #1: Plan Your Characters’ Color Palettes]」の「ドジャース」というキャラクターの着色サンプルを確認してみると、確かにピンクの靴を履いた方がキャラクターそのものの印象が弱くなってしまっています。
登場人物のヘアスタイルや服装が変化する楽しみもある一方で、「一つのキャラクター」として読者に印象付けるためには、着色・配色の計算が非常に重要なんだ…と感じました。

・制作には必須?3D素材を背景に落とし込むテクニック

【記事概要】
WEBTOONは演出が華やかな反面、作業工数も多いため、背景に3Dを用いている作品も少なくありません。こちらの記事では、3D素材を作品により自然になじませるための技を知ることができます。
3D素材をそのまま配置しただけだと、素材感が強すぎて浮いてしまっている印象を受けますが、線画の抽出やぼかし加工を行うことで、ぐっと線画になじんでいます。
一見描かれているように見える背景や建物等にも、ひょっとすると3D素材が使われているかもしれません。

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最後までお読みいただきありがとうございます。

今回はWEBTOONの新しい業界ニュースに加え、着色・背景の作業工程にクローズアップしたtipsをご紹介しました。
分業制で作られることの多いWEBTOONですが、「着色や背景線画に興味がある!」という方にも興味をもって読んでいただけましたら幸いです!

今後もnoteやTwitterを通じて、WEBTOON関連の情報発信を行っていきます。
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【編集者】
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【アシスタント】
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