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(造形活動)のびのびのじかん 2022/7月

のびのびの時間とは?


児童発達支援事業、放課後等デイサービスを行う「社会福祉法人つみき」施設内で月に2回開催している課外造形活動です。

活動の講師を私が務めており、毎月テーマも考えています。テーマはある上で「脱線しても良い」「完成させなくても良い」「無理に作らなくても良い」という形で、何より一人一人が居心地の良い空間となる事を大切にしています。活動には小学生から高校生まで総勢20名以上在籍しています。

今月は今年初めての活動となりました。コロナの影響もあり前回から半年も空いてしまった上に、スタッフの人員変更や新しく参加する子もいたりなので様子見の回。なのでテーマとしてもどんな子が参加しても割かし”どうとでも転がせられる”「ビー玉迷路づくり」をすることに。

迷路の草案。

おもちゃのような実用品制作は初めて。「みんな遊べるものを作れると楽しいかな?」と思いきや…

割と想定に近い子。枠への装飾は考えてなかった。面白いですね。
サーキット場!?迷路にとらわれない発想。

迷路を完成させて遊ぶ事より、描いたり塗ったりすることで気持ちを発散する事を求めている子が目立ちました(もちろん、全員が全員ではないです)。

まさに脱線。この後も段ボールいっぱいに描いてくれました。
こちらは段ボールが迷路!スタッフが手伝うも、子はすぐに飽きてペンお絵描きに。


毎回「このテーマだとあの子はこうするかな?」という想定は立てるのですが、私ごときの想定はたやすく裏切られます。
講師に忖度する素振りもなく子どもたちはやりたい事に向かって、まさにのびのびとテーマから脱していきます。
のびのびの時間はスタッフや親御さんにも「脱線しても良い」「完成させなくても良い」「無理につくらなくても良い」というルールが共有されているので、各々が"今"抱える発散行為にある程度向き合ってあげられるのが良いところです。

私にとっても「想定外」はとっても刺激的。それぞれの”個”が輝いている証しでもあると思っています。より面白い「想定外」が生まれるように、今後も試行錯誤を続けていきます。

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