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X-T5を予約しました

僕は、ニコンD500と、富士フイルムX-T20を併用する撮影スタイルをとっている。以前、ニコンにするのか富士フイルムにするのか、悩んでいるという記事を書いた。そして、富士のXシリーズを使い続けようと決めた理由を書こうと思う。


結論
X-T5を買います

正確には、まだ、予約しただけで、納品まで3ヶ月位かかるらしい。
ボディ買い替えにあたって、迷ったのが、やはりニコンZシリーズ。
キャッシュバックキャンペーンもやっていて、価格的に安く手に入れられそうな上に、マウントアダプターを買えば、今持っているFマウントの資産も存分に活かせる。
Xシリーズのレンズより、Fマウントのレンズのほうを多く所有していて、資産が活かせる点も魅力だった。

それでも、X-T5を選んだ理由を4つ述べたい。

手ブレ補正がついてコンパクト

 次買うカメラは、ぜひボディに手ブレ補正がついたものをとおもっていた。最近の手ブレ補正は夜間の手持ち撮影で、遅いシャッタースピードでもブレないくらい優秀だ。撮影の幅が広がりそうで、ぜひともほしい機能だった。

ニコンは、DX(APS-C)の機種にはボディ内手ブレ補正はついていない。FX(フルサイズ)機だとついているが、フルサイズ機は後述する理由でパス。

X-T5は、前モデルから50グラムくらい軽量化を実現しており、557グラム。ニコンZ5は、675グラムとT5は120グラム近く軽い。フルサイズの大きく重いレンズの重量考えるとX-T5のほうが、圧倒的に軽くフットワークが軽くなる(に違いない)。

D500は、860グラムで、サイズも大きいため、持ち出そうとするとカメラバックは何にするのか、レンズは厳選して持っていきたい等、一大イベントになっていた。

クラシカルなデザイン

 今更言うまでもなく、X-Tシリーズのデザインは、クラシカルでとても良いデザインだと思う。ダイヤル操作もX-T20を使って使いやすいと感じている。デザインやダイヤル操作なら、ニコンZfcも候補に上がるが、手ブレ補正がついてないので、パス。

レンズ資産

 Fマウントのレンズは10本以上持っている。一方で、Xマウントのレンズは5本くらい。レンズ資産を活かすなら、マウントアダプターをつかってFマウントの資産を活かせばいいじゃないかと考えそうなもの。僕も当初はそこで悩んでいた。

ところが、知人が実験してくれて結果を教えてもらったのだが、ZでFマウントレンズを使うのと、Zレンズを使うのでは、描写力にかなりの違いがあった。
実験は、おなじZボディに、Zのキットレンズをつけたものと、マウントアダプタでFマウントのレンズでの描写比較。

ZボディにZのキットレンズのほうが、補正がうまく働くのか、圧倒的に描写力が高い。もう少し正確にいうと色味が鮮やかというか鮮明だったの対して、マウントアダプタ経由のFマウントレンズの方は、あっさりとした描写。キットレンズでこの描写であれば、他のレンズだともっとその差はあるのかもしれないと思わせる結果。

Fマウントレンズが悪いということはないのだが、やはりボディとレンズが協調してパフォーマンスが出せるように設計されているらしい。SONYのミラーレスもそのようにボディ+レンズで協調して性能を上げているときいたことがある。Zにおいても同様のアプローチのようだ。

ということは、Zボディを使うとなると、Zレンズを揃えていかないと、いけないという道にハマってしまうことになる。X-T5の場合でも、高画素対応のレンズという枠組みはあるようだが、マウントは変わらないので、既存のレンズがそのまま活かせると判断。

ヒエラルキーコンプレックスがない

これは、意識の問題だけかもしれないが、長く使おうと思ったら、意外と重要なポイントかも知れない。

たとえばZ5を買ったとすると。その上にはZ6があり、Z7があり、フラッグシップでZ9がある。Z5を買ってしまった瞬間に、僕の性格上、それらの上の機種が気になって気になって仕方がなくなる。

とくにZ5だと「センサーが裏面照射型じゃない」ということがレビューサイトなどでよく言われていた。おそらく、所有して、通常撮影するにあたって、それが不利に働くことは、ほとんどないはずなんだけど、うまく撮れなかったときに、デバイスのせいにしてしまいそう。そして結局、上位機種に手を出してしまうという流れが予想できる。

多くの人にとっては、くだらない話かもしれないけど・・・。個人的には死活問題

一方で、X-T5は、基幹デバイスは富士のXシリーズとしては一番良いものを使っている。フラッグシップといわれる、X-Hシリーズと比較しても、用途に応じたチョイスが可能で、スチル撮影しかしない僕にとっては、X-H2の8K動画機能は不要。

出力できる静止画はフラッグシップと同等。X-T20を買ったときも出力画像は、当時の上位機種であったX-T2やX-H1と同等ということが選択の決め手だった。富士フイルムの製品ラインナップは僕の思考とマッチしている。

ちなみに、もうひとつ、X-H2Sもある、僕は野鳥撮影や野生動物撮影が好きだった(過去形)、飛行機撮影とかもするので、実はこちらのほうが使い方にマッチしているとおもうのだが、これについては、理由を書くと長くなるので割愛するが、今回は選ばなかった。

入荷するまで、3ヶ月。その間、CP+があったり、もしかしたらニコンからとても魅力的なプロダクトが発表されて、気が変わるかもしれない。
それはそれで、悩むのが楽しい時期。楽しもう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

おまけで、今年はじめての撮影での作品を。X-T20で撮影。
※X-T20は、修理して使っている。修理代は18000円・・・

マイナス18度の世界


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