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安居明け・俳句【2022年中秋〜晩秋】


11月初旬 千鳥ヶ淵から日本武道館を臨む

・安居【アンゴ】明け 蓮【はす】は枯れても 後光【ゴコウ】あり

・秋安居【シュウアンゴ】 明けた空には 後光さす 


仏道を歩む人々が古来大事にしてきた習慣で、
「安居【アンゴ】」という期間があります。

特に、仏教発祥の地に近いインドやネパールでは、古代から「雨安居【ウアンゴ】」と言って、「雨季」に、居宅して静かに瞑想などの修行をする習慣があったようです。

日本に仏教が伝来してからは、梅雨のような雨の多い時季だけでなく、季節の移り変わり目で、風雨や寒暖の変化が激しい時季に「安居」が行われている印象です。

夏安居【ゲアンゴ】、秋安居【シュウアンゴ】、冬安居【トウアンゴ】など。

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