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晩夏を楽しむ・浜松・井伊谷にて(随筆&俳句)【2023年】

近年、東京などの都会では、あまり聴くことができなくなった印象の「ツクツクボウシ(法師蝉)」。浜松の井伊谷(イイノヤ)の寺の境内にて聴くことができました。😳

・井伊谷で 夏を惜しむか 蝉が泣く

・井伊谷の 寺に響くや 法師蝉 

井伊家の菩提寺であり、小堀遠州作と伝わる庭園もある龍潭寺


日中には、暑い日差しもありましたが、耐えられないほどではなく、日陰にいけば、結構な涼しさを感じられるほどの暑さでした。

本当の晩夏というのは、こういうものかと思ったのです。

だからこそ、ツクツクボウシは元気に鳴いているのだと、思えるのです。

東京のような大都会では、緑ある所でも、晩夏らしい気温の箇所は、ほとんど皆無なのでしょうか。
盛夏が終われば、晩夏を通り越して、急に秋本番を迎えるか、盛夏がぶり返している印象です。

近年、日本の都会では、移り変わる季節に対する余韻が感じられない印象ですが、井伊谷のような所では、日本古来の文化の「移り変わる季節の余韻」を感じられ、楽しむこともできたのです。😊🙏

夕日に照らさせる欄干。夏の終わりを感じられる夕方

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