『晩年のカント』 - 中島義道
「哲学者は精神の黄昏といかに向かい合ったか」と煽りが入ってる。2年前くらいに買って中盤で投げ出していたやつ。なんで途中で読み進められなくなったかというと、カントの哲学や業績についての概説が割と長くて読んでいられなかったからだ。正直カントのことなんて全然知らない。ただ昔の高名な哲学者が老境に至ってどう過ごしていたか、如何に強いて仕事を続けていたのか、人間としてのその営みに興味があっただけだったのに、難解なことで有名な(らしい)カントの哲学について説明されても全然頭に入らない。