見出し画像

かたおか徹治『ウルトラ兄弟物語3巻』

まだレッドマンと呼ばれていたセブンの若かりし頃を描いた「ウルトラセブン物語」。

修行と称して滝に打たれる姿がシュール。

てかセブンって称号名なのか。


タロウのエピソードゼロ「ウルトラセブンとタロウ」では、人質に取られたタロウをあっさり見捨てるセブンの鬼畜っぷりが光る。


シリーズ長期断絶の原因となった"鬼っ子"80を主役に据えた「ウルトラマン80」。

短い話が11話ほど続くライトタッチな作風だが、終盤いきなりハードモードに突入。

独自設定ながらウルトラ一族をほぼ全滅させたサンダーアローは確実に歴代最強クラスだろう。

リアルタイムで観た初のウルトラマンがこの80で、内容は全く記憶にないのにOPテーマのサビだけは何故か歌える。

本編は教師設定がいつの間にか消えたりと変遷が甚だしかったようだが、マンガ版もその辺は踏襲しているというか時間軸がバラバラ。

とにかくラスト3話のサンダーアローが凄まじすぎて、マン、新マン、エース、タロウ、ウルトラの母、セブンが敗北の上死亡(!)、生き残ったのは80とゾフィーだけである。

父やキングやレオ&アストラは言及なしだが、それでも桁違いの強さなのは揺るがない。

田中芳樹作品、もしくは〈蝕〉に見舞われた鷹の団か。

ここまでご覧いただき、まことにありがとうございます! サポートいただいたお礼に、えーと、何かします!!